無機フッ素塗料の「無機成分」は何%? 商品によって性能が異なる理由とは?
大阪の自社職人による安心・信頼の外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理、専門店ラディエントです。大阪の谷町にある空堀通商店街の入り口にショールームがあります!いつもラディエントの現場ブログご覧いただきありがとうございます♪このブログでは、外壁塗装に関する豆知識やお家まわりの情報を発信しています。ご自宅・マンション・ビルの塗り替えをお考えの方!ぜひご参考になさってください!
皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
外壁塗装で使用される塗料には、シリコン塗料・フッ素塗料・無機塗料など、さまざまな種類があります。
その中でも、近年注目されているのが「無機フッ素塗料」です。
無機成分による耐候性と、フッ素樹脂の性能を組み合わせた塗料として知られていますが、実は同じ「無機フッ素塗料」という名称でも、商品によって性能に違いがあります。
その理由の一つが、無機成分の配合量や配合方法の違いです。
今回は、無機フッ素塗料に含まれる無機成分の割合や、商品によって耐久性・汚れにくさ・価格などが異なる理由について詳しく解説します。
Contents
そもそも無機フッ素塗料とは?
無機フッ素塗料とは、一般的に無機成分とフッ素樹脂などの有機成分を組み合わせた塗料を指します。
それぞれの成分には異なる特徴があります。
無機成分の特徴
・紫外線によって劣化しにくい成分がある
・硬く安定した塗膜の形成に役立つ
・塗料の種類によっては汚れにくさに貢献する
・長期間の美観維持を目的として使用される
フッ素樹脂の特徴
・耐候性に優れている
・紫外線や雨風による劣化を抑える
・樹脂の種類や配合によって塗膜性能を調整できる
・長期間にわたって光沢や外観を維持しやすい
このように、無機成分とフッ素樹脂の特徴を組み合わせることで、耐久性と塗膜性能の両立を目指しています。
ただし、無機成分はすべてが同じ性質ではなく、配合すれば必ず高性能になるというものでもありません。
無機フッ素塗料の無機成分は何%含まれている?
ここが今回の重要なポイントです。
実は、無機フッ素塗料に含まれる無機成分の割合について、すべての商品に共通する決まった数値があるわけではありません。
例えば、無機成分が30%以上含まれていなければ無機フッ素塗料と呼べない、といった一律の配合基準が設けられているわけではないのです。
さらに、無機成分の割合を考える際には、何を基準に計算しているのかも重要になります。
・塗料全体の重量に対する割合
・乾燥後の塗膜に対する割合
・樹脂成分に対する割合
・無機系の顔料や充填材を含めた割合
これらは、それぞれ異なる数値になります。
例えば、同じ無機成分20%という表示でも、塗料全体を基準にした20%と、樹脂成分だけを基準にした20%では意味が異なります。
また、酸化チタンなどの無機顔料と、塗膜の骨格を形成する無機系成分では役割も異なります。
そのため、無機成分の配合率だけを比較して、どちらの塗料が優れているか判断することはできません。
メーカーが配合率を公表していない商品もあり、正確な割合を知ることが難しい場合もあります。
実際に、アステックペイントの「無機ハイブリッドシリーズ」では、無機成分を約60%含有すると公表されています。ただし、この数値は乾燥塗膜に対する割合で、無機結合材だけでなく酸化チタンなどの無機顔料も含まれています。
つまり、数字が大きいからといって、耐久性に直接関係する無機結合材がその割合だけ含まれているとは限らないのです。
無機成分が多いほど耐久性は高くなる?
無機成分は紫外線による劣化に強いという特徴があります。
そのため、無機成分の配合量が多ければ、耐久性も高くなると考える方がいるかもしれません。
しかし、実際にはそれほど単純ではありません。
無機系の材料には、硬さに優れる反面、柔軟性が不足しやすいという弱点があります。
外壁は気温の変化によって膨張・収縮を繰り返しており、建物の動きによっても塗膜に負担がかかります。
そのため、塗膜が硬すぎると、下地の動きに追従できず、ひび割れなどの不具合につながる可能性があります。
こうした弱点を補うために、有機成分を組み合わせて柔軟性を確保する技術が採用されています。
重要なのは無機成分の多さだけでなく、有機成分とのバランスです。
同じ無機フッ素塗料でも性能が異なる5つの理由
① 無機成分の種類が異なる
無機成分には、シリカ系材料やシロキサン系の結合構造に関わる成分、無機顔料など、さまざまな種類があります。
これらはすべて同じ働きをするわけではありません。
例えば、塗膜の骨格を形成する成分と、色を付けるための顔料では役割が異なります。
そのため、無機成分の配合率が同じでも、実際の塗膜性能には違いが生まれます。
② フッ素樹脂の種類や配合量が異なる
フッ素樹脂にもさまざまな種類があり、樹脂の分子構造や配合方法によって性能が変わります。
特に、無機成分とフッ素樹脂をどのように組み合わせるかは重要です。
両者の長所を生かした設計ができているかによって、耐候性や柔軟性などに差が出ます。
③ 塗膜の柔軟性が異なる
外壁材には、窯業系サイディング・モルタル・ALCなど、さまざまな種類があります。
これらは温度変化や建物の動きによって、異なる挙動を示します。
硬さを重視した塗料が適している場合もあれば、下地の動きに対応する柔軟性が重要になる場合もあります。
無機フッ素塗料を選ぶ際には、耐久性だけでなく、外壁材との相性も確認する必要があります。
④ 汚れにくさの仕組みが異なる
無機フッ素塗料の中には、低汚染性を特徴としている商品もあります。
ただし、汚れにくさを実現する仕組みは商品によって異なります。
例えば、塗膜表面の親水性を利用して雨水で汚れを流しやすくするものや、緻密な塗膜によって汚れの付着を抑えるものなどがあります。
そのため、同じ無機フッ素塗料でも、雨筋汚れや排気ガス汚れなどへの対応力に差が生まれます。
⑤ 塗膜を形成する技術が異なる
塗料は、無機成分と有機成分を単純に混ぜれば高性能になるわけではありません。
成分同士の結び付き方や、乾燥・硬化後の塗膜構造も重要です。
実際に、大日本塗料では無機成分とフッ素樹脂の特徴を組み合わせたハイブリッド塗料を展開しています。
こうした技術の違いが、長期間の耐候性や美観維持に影響するのです。
無機フッ素塗料を比較するときに確認したいポイント

特に注意したいのが、メーカーが公表している期待耐用年数だけで比較しないことです。
期待耐用年数は、実際の住宅で必ずその期間性能が維持されることを保証するものではありません。
日当たり・雨風・立地条件・外壁材の状態・施工品質によっても、塗膜の劣化速度は変わります。
無機フッ素塗料で見落としやすい注意点
無機フッ素塗料は高耐候性を期待できる一方で、すべての建物に最適とは限りません。
例えば、外壁にひび割れが多い住宅や、シーリング部分の動きが大きい建物では、塗膜の柔軟性や下地処理が重要になります。
また、塗料自体の耐久性が高くても、シーリング材や付帯部が先に劣化することがあります。
外壁だけが長持ちしても、ほかの部分で補修が必要になれば、建物全体のメンテナンス周期を延ばせるとは限りません。
そのため、無機フッ素塗料を選ぶ際には、塗料単体の性能だけでなく、建物全体の劣化状況やメンテナンス計画を考えることが大切です。
まとめ|無機フッ素塗料は配合率よりも中身が重要!
無機フッ素塗料は、無機成分とフッ素樹脂などの特徴を組み合わせた高機能塗料です。
しかし、無機成分の割合は商品によって異なり、配合率が高いからといって必ずしも優れた塗料とは限りません。
重要なのは、無機成分の種類・フッ素樹脂との組み合わせ・塗膜の柔軟性・耐候性などを総合的に判断することです。
また、同じ無機フッ素塗料という名称でも、メーカーごとに設計思想や技術が異なるため、性能に差が生まれます。
外壁塗装を検討する際には、単に「無機成分が多い」「耐用年数が長い」という説明だけで判断せず、製品カタログや試験データを確認することをおすすめします。
塗料の名前や配合率だけでなく、実際の建物に適した性能を持っているかどうかが、長持ちする外壁塗装につながる重要なポイントです。
ラディエントでは点検、診断、お見積りはすべて無料で行っています。またショールームの来店予約とお見積りでクオカード1000円分をプレゼントしています。是非お越しください!またラディエントが掲載されている外壁リフォームの教科書という本が販売されています。一冊572円で販売されていますのでこちらもよろしければご購入下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。大阪で外壁塗装するならお気軽にラディエントにお問い合わせ下さい。戸建ての他にもマンション、ビル、店舗、工場にも幅広く対応しております。
※お電話での受付もお待ちしております!!
おかげさまで弊社が顧客満足度 NO.1を獲得しました!!
フリーダイヤル:0120-640-017
電話受付 9:00~21:00
足場代コミコミ安心価格-ラディエントの塗装商品パックはこちら



















