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外壁塗装前の高圧洗浄が逆効果に?金属部の劣化を防ぐための注意点

豆知識

2026.10.13 (Tue) 更新


大阪の自社職人による安心・信頼の外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理、専門店ラディエントです。大阪市中央区谷町にある空堀通商店街の入り口にショールームがあります!いつもラディエントの現場ブログご覧いただきありがとうございます♪このブログでは、外壁塗装に関する豆知識やお家まわりの情報を発信しています。ご自宅・マンション・ビルの塗り替えをお考えの方!ぜひご参考になさってください!

皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。

外壁塗装を行う際、塗装前の重要な工程となるのが高圧洗浄です。

高圧洗浄は、外壁に付着したホコリやコケ、カビ、古い塗膜などを取り除き、新しい塗料の密着性を高めるために行います。

しかし、外壁と同じ感覚で金属部分まで洗浄してしまうと、思わぬトラブルにつながることがあります。

特に、金属サイディング・水切り板金・笠木・シャッターボックス・雨戸などの金属部は、洗浄方法に注意が必要です。

今回は、外壁洗浄で金属部だけ特に注意が必要な理由や、洗浄時に発生しやすいトラブルについて詳しく解説します。

金属部は高圧洗浄によって塗膜が剥がれることがある

金属部分には、サビを防ぐための塗装や表面処理が施されていることが多くあります。

しかし、長年紫外線や雨風にさらされた金属部は、塗膜の密着力が低下している場合があります。

そのような状態で強い水圧をかけると、劣化した塗膜が一気に剥がれてしまうことがあります。

特に注意したいのは、次のような状態です。

・表面に細かな塗膜の浮きがある
・過去に塗り替えを行っている
・塗膜の端部がめくれ始めている
・サビが塗膜の下で広がっている
・金属の継ぎ目付近に塗膜の剥がれがある

高圧洗浄によって弱った塗膜が除去されること自体は、必ずしも悪いことではありません。

ただし、想定以上に剥がれると、下地処理の範囲が広がり、追加のケレン作業や補修が必要になる場合があります。

そのため、洗浄前に塗膜の状態を確認することが重要です。

金属の継ぎ目から水が入り込む危険性

金属部の洗浄で特に注意したいのが、継ぎ目や重なり部分への水の侵入です。

金属サイディングや笠木、水切り板金などは、複数の部材を組み合わせて施工されています。

通常の雨では問題がなくても、高圧洗浄によって水が強く押し込まれると、普段は入りにくい部分まで水が侵入する可能性があります。

例えば、次のような箇所です。

・金属サイディングの接合部分
・笠木板金の継ぎ目
・水切り板金の裏側
・シャッターボックスの隙間
・ビスや固定金具の周辺

特に、下から上に向けて強い水圧をかける洗浄は注意が必要です。

板金の重なり部分から水が入り込み、内部に湿気が残ることがあります。

その結果、内部の金属部材にサビが発生したり、下地材の劣化につながったりする可能性があります。

ただし、金属部すべてが水に弱いわけではなく、実際の危険性は板金の納まりや防水構造によって異なります。

小さなサビが洗浄後に広がることがある

金属部分に発生している小さなサビも、高圧洗浄時に注意したいポイントです。

サビが発生している部分では、すでに塗膜が傷んでいたり、金属表面が露出していたりする場合があります。

そこに高圧の水を当てることで、浮いたサビや塗膜が剥がれ、金属の露出範囲が広がることがあります。

また、洗浄後に十分な乾燥を行わず、そのまま塗装を進めてしまうと、残った水分が塗膜の膨れやサビの再発につながる可能性もあります。

特に注意したいのは、ビス周辺や板金の切断面です。

これらは防錆処理が不十分だったり、経年劣化によって保護機能が低下していたりすると、サビが発生しやすくなります。

洗浄後は、サビの状態を確認し、必要に応じてケレンや防錆下塗りを行うことが大切です。

金属部の裏側に水分が残りやすい

外壁洗浄後は、塗装前に十分な乾燥時間を確保する必要があります。

しかし、金属部の場合、表面が乾いていても裏側や継ぎ目に水分が残っていることがあります。

例えば、笠木や水切り板金の内部には、構造上、外から見えにくい空間が存在する場合があります。

こうした場所に高圧洗浄の水が入り込むと、表面からは乾燥状態を判断しにくくなります。

特に、気温が低い日や湿度が高い日は注意が必要です。

内部に水分が残ったまま塗装すると、条件によっては次のような不具合が起こることがあります。

・塗膜の膨れ
・塗料の密着不良
・サビの再発
・継ぎ目からの水染み
・塗装後の変色

そのため、金属部の洗浄では、水をかける方向や水量を調整し、内部に水を押し込まないことが重要です。

アルミ・ステンレス・ガルバリウム鋼板では注意点が異なる

金属部といっても、使用されている素材によって特徴が異なります。

例えば、アルミは一般的な鉄と比べて赤サビが発生しにくい素材ですが、表面処理が傷つくと腐食や変色が発生する場合があります。

ステンレスも耐食性に優れていますが、塩分や鉄粉などが付着した状態では、もらいサビなどが発生することがあります。

また、ガルバリウム鋼板などのめっき鋼板では、表面の保護層や塗膜を傷めないことが重要です。

つまり、金属だからすべて同じ洗浄方法でよいわけではないということです。

洗浄する際は、素材の種類や表面処理、劣化状況に合わせた方法を選ぶ必要があります。

金属部の洗浄で確認したいポイント

外壁塗装前の洗浄では、金属部の状態を確認したうえで、適切な洗浄方法を選ぶことが大切です。

これらの箇所は、必要に応じて水圧を下げたり、洗浄方向を変えたり、手作業による清掃を組み合わせたりすることが効果的です。

なお、高圧洗浄の適切な圧力は、洗浄機の性能やノズル、対象物との距離によって変わるため、一律に決められるものではありません。

金属部は洗浄前の点検が特に重要

金属部の洗浄トラブルを防ぐためには、洗浄作業そのものだけでなく、事前の点検も重要です。

特に、築年数が経過している住宅では、金属部の固定ビスが緩んでいたり、板金の継ぎ目に隙間が生じていたりすることがあります。

こうした状態で高圧洗浄を行うと、水が入り込みやすくなるだけでなく、すでに浮いている部材に負担をかける可能性もあります。

また、洗浄前には気づかなかった塗膜の浮きやサビが、洗浄後に明らかになることもあります。

そのため、洗浄前の状態確認と洗浄後の再点検をセットで行うことが理想的です。

洗浄によって新たな不具合が発生したのか、もともと劣化していた部分が表面化したのかを判断するうえでも、施工前の写真記録が役立ちます。

まとめ

外壁塗装における高圧洗浄は、塗料の密着性を確保するために欠かせない工程です。

しかし、金属部分では、外壁材と同じ方法で洗浄すると、塗膜の剥がれや継ぎ目からの浸水、サビの進行などにつながる可能性があります。

特に注意したいのは、金属の継ぎ目・ビス周辺・塗膜が劣化している部分・板金の裏側です。

金属部は水に濡れること自体が問題なのではなく、劣化した塗膜への強い水圧や、本来水が入りにくい部分への水の侵入が問題となります。

外壁塗装を長持ちさせるためには、塗料の性能だけでなく、こうした洗浄工程の細かな配慮も大切です。

金属部の素材や劣化状態に合わせて丁寧に洗浄することが、施工後のサビや塗膜トラブルを防ぐポイントとなります。

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