ルーフィング施工後に雨が降ったら張り替えが必要?濡れた場合の判断基準
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皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
屋根工事では、ルーフィング(防水シート)を施工したあと、屋根材を葺く前に雨が降ってしまうことがあります。
このとき、「ルーフィングが濡れたけど大丈夫?」「一度濡れたら張り替えたほうがいい?」と心配になる方もいるでしょう。
結論からいうと、ルーフィングは雨に濡れたからといって、必ず張り替えが必要になるわけではありません。
大切なのは、「濡れたかどうか」だけではなく、どこまで水が入ったのか、ルーフィングに異常がないか、下地まで濡れていないかを確認することです。
Contents
そもそもルーフィングとは?
ルーフィングとは、瓦・スレート・金属屋根などの屋根材の下に施工する防水シートです。
屋根材が一次防水だとすると、ルーフィングはその下で雨水の侵入を防ぐ二次防水の役割を持っています。
実際の屋根では、強風を伴う雨などによって屋根材の隙間から少量の雨水が入り込むことがあります。
その雨水を建物内部まで侵入させないために重要なのがルーフィングです。
そのため、ルーフィングの施工状態は屋根の雨漏りリスクを左右する重要なポイントになります。
ルーフィングは雨に濡れたらダメになる?
基本的には、施工後に一時的な雨で表面が濡れた程度であれば、すぐに使用できなくなるわけではありません。
そもそもルーフィングは雨水から建物を守るための防水材料です。
そのため、
「雨が降った=全面張り替え」
という判断にはなりません。
ただし、防水シートだから何日間雨ざらしになっても問題ない、という意味でもありません。
濡れ方や施工状態によっては、補修や張り替えが必要になることがあります。
判断基準① 表面が濡れただけなのか
まず確認したいのが、ルーフィングの表面だけが濡れているのかという点です。
適切に施工されていて、短時間の雨によって表面が濡れただけであれば、乾燥状態や異常の有無を確認して工事を進められるケースがあります。
問題になるのは、ルーフィングの下側まで雨水が入り込んでいる場合です。
見た目では表面しか濡れていないように見えても、ルーフィングと野地板の間に水が入り込んでいる可能性があります。
判断基準② ルーフィングの下に水が回っていないか
雨のあとに特に確認しておきたいポイントです。
施工途中では、ルーフィングの端部や重なり部分、棟部分などから雨水が入り込み、ルーフィングと野地板の間に水が回ることがあります。
この状態でそのまま屋根材を施工してしまうと、内部に水分や湿気を閉じ込めてしまう可能性があります。
そのため、
・ルーフィングの下に水が入っていないか
・野地板が濡れていないか
・水が溜まっている部分がないか
・重なり部分から水が侵入していないか
などを確認します。
ルーフィングの表面が乾いているから大丈夫とは限らないため、下地まで確認することが重要です。
判断基準③ シワや浮きが発生していないか
雨に濡れたあと、ルーフィングに大きなシワ・浮き・波打ちなどが発生していないかも確認します。
多少のシワで施工上問題にならないケースもありますが、大きく浮いている状態で屋根材を施工すると、屋根材の納まりに影響する可能性があります。
特に粘着タイプのルーフィングでは、下地との密着状態も重要です。
「一部だけ浮いている」「端がめくれている」「下地への密着が悪くなっている」
といった状態が確認された場合は、その部分の補修や張り直しを検討します。
判断基準④ 破れや穴が発生していないか
雨そのものだけではなく、雨と一緒に強い風が吹いた場合にも注意が必要です。
強風によってルーフィングの端がめくれたり、固定部分から破れたりすることがあります。
また、施工中に職人が歩いた場所や工具などによって、小さな穴ができている可能性もあります。
ルーフィングは最終的に屋根材で完全に隠れてしまいます。
そのため、屋根材を施工する前に、
破れ・穴・めくれ・固定部分の異常
がないかを確認することが重要です。
判断基準⑤ 雨にさらされていた期間
同じ「雨に濡れた」という状態でも、濡れていた期間によって判断は変わります。
例えば、施工直後に短時間の雨が降った場合と、屋根材を施工できずに何日間も雨や紫外線にさらされていた場合では条件が違います。
ルーフィングは基本的に屋根材の下で使用することを前提とした材料です。
完成した屋根材の代わりとして長期間露出させるためのものではありません。
長期間工事が止まっていた場合は、屋根材を施工する前にルーフィング全体の状態を改めて確認する必要があります。
判断基準⑥ タッカー部分に異常がないか
ルーフィングの施工では、材料や工法によってタッカーと呼ばれるステープル状の金具で固定することがあります。
適切に施工されていれば問題ありませんが、
タッカーの打ち損じや余計な穴、固定部分周辺の破れ・めくれ
などがある場合には注意が必要です。
特に強い雨が降ったあとは、こうした小さな施工不良部分から水が入り込んでいないか確認しておくことが大切です。
張り替えを検討したほうがいいケース
ルーフィングが雨に濡れたとしても、必ず全面張り替えになるわけではありません。
ただし、次のような状態では補修や部分的な張り替え、状態によっては全面的な張り替えを検討します。
・ルーフィングが大きく破れている
・強風によって広範囲にめくれている
・大きなシワや浮きが発生している
・粘着タイプが下地から大きく剥離している
・ルーフィングの下に大量の水が入り込んでいる
・野地板が広範囲に濡れている
・長期間雨ざらしになっていた
・製品メーカーが定める施工条件を満たせない状態になっている
特に注意したいのが、ルーフィングだけではなく、その下にある野地板の状態です。
実は「濡れたか」より「どこまで濡れたか」が重要
ルーフィング施工後に雨が降ったとき、
「ルーフィングが濡れている」
という事実だけでは、張り替えが必要かどうかを判断することはできません。
重要なのは、
・表面だけが濡れたのか
・ルーフィングの裏側まで水が回ったのか
・野地板まで濡れているのか
・破れや浮きなどが発生しているのか
という部分です。
特に注意したいのが、濡れた下地を十分に確認せず、そのまま屋根材で覆ってしまうことです。
屋根材を施工してしまえば、その下にあるルーフィングや野地板は簡単には確認できなくなります。
だからこそ、雨が降ったあとの確認は屋根材を施工する前に行うことが重要です。
雨の翌日にすぐ屋根材を施工しても大丈夫?
これについても、単純に「翌日晴れたから大丈夫」と判断するものではありません。
ルーフィングの状態だけでなく、下地に水分が残っていないか、破損や浮きが発生していないかなどを確認してから次の工程へ進みます。
特に野地板まで濡れている場合は、表面だけを見て判断しないことが大切です。
まとめ
ルーフィング施工後に雨が降ったとしても、雨に濡れたという理由だけで全面張り替えが必要になるわけではありません。
一時的に表面が濡れた程度で、ルーフィングや下地に問題がなければ、そのまま工事を進められるケースもあります。
一方で、ルーフィングの下まで水が回っていたり、野地板が濡れていたり、破れ・浮き・めくれなどが発生している場合には補修や張り替えを検討する必要があります。
重要なのは、「濡れたから交換」「防水シートだから大丈夫」と単純に判断しないことです。
雨のあとにルーフィングと下地の状態を確認し、問題がないことを確認してから屋根材を施工することが、将来的な雨漏りを防ぐ重要なポイントです。
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