シャッター塗装後に「開閉が重くなる」原因とは?塗装時に注意したいポイント
2026.09.05 (Sat) 更新
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皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
外壁塗装を行う際、雨戸やシャッターも一緒に塗装するケースは多くあります。
見た目がきれいになり、サビの予防にもなるシャッター塗装ですが、施工後に
「塗装してからシャッターが重くなった」
「以前より引っかかる感じがする」
「途中で止まるようになった」
といった症状が出ることがあります。
実はシャッターは、塗料を塗れば塗るほど良い部位ではありません。
塗膜の厚みや塗料の付着場所によっては、わずかな違いでも開閉に影響することがあります。
Contents
シャッター塗装後に開閉が重くなる主な原因
① スラットの隙間に塗料が入り込んでいる
シャッターの本体は、「スラット」と呼ばれる細長い板が何枚も連結してできています。
シャッターを開けると、このスラット同士が動きながら巻き取られていきます。
ところが塗装時に、スラットの継ぎ目や可動部分まで塗料が入り込んでしまうと、動きが悪くなることがあります。
特に塗料を厚く塗りすぎると、
・スラット同士が塗膜でくっつく
・継ぎ目の動きが鈍くなる
・巻き取り時の抵抗が増える
・「パキパキ」と塗膜が剥がれる
といった症状につながります。
シャッター塗装では、可動部分を塗料で固めないことが非常に重要です。
② 塗膜が厚すぎてシャッター同士が擦れている
シャッターはもともと、かなり狭いクリアランスで動いています。
そのため、下塗り・中塗り・上塗りと塗膜が厚くなりすぎると、塗装前には問題なかった部分が接触することがあります。
例えば片側に0.2~0.3mm程度ずつ塗膜が付くだけでも、狭い部分では無視できない厚みになります。
特に注意したいのが、古いシャッターに何度も塗り重ねられているケースです。
過去の塗膜が残った状態でさらに塗装すると、塗膜の総厚が増えていき、開閉時の抵抗につながる場合があります。
③ ガイドレールに塗料が付着している
シャッターの左右には、スラットを上下に案内する「ガイドレール」があります。
基本的にこの部分は、シャッター本体がスムーズに動くための重要な可動部です。
ところが塗装時の養生不足などによって、ガイドレール内部に塗料が付着すると、
スラットと塗膜が擦れて開閉が重くなる
ことがあります。
さらに塗料が半乾きの状態でシャッターを動かしてしまうと、塗料がレール内部に移ってしまうケースもあります。
シャッター塗装では、表面をきれいに仕上げるだけでなく、「どこまで塗るのか」を判断することが大切です。
④ 塗料が完全に乾く前にシャッターを動かした
これも意外と多い原因です。
表面を触って乾いているように見えても、塗膜内部まで完全に硬化しているとは限りません。
その状態でシャッターを巻き上げると、スラット同士が接触して、
塗膜同士がくっついてしまうことがあります。
そのまま時間が経過すると、次にシャッターを開けたときに、
「バリバリッ」
という音とともに塗膜が剥がれることもあります。
塗装後は、使用した塗料・気温・湿度などに応じた十分な乾燥時間を確保することが重要です。
⑤ 吹付け塗装による塗料の入り込み
シャッターはローラーだけでなく、吹付けで塗装されることもあります。
吹付けは細かな部分まで均一に仕上げやすい反面、施工方法によってはスラットの継ぎ目や隙間の奥まで塗料が入り込みやすいという特徴があります。
一度に大量の塗料を吹き付けたり、近距離から厚く吹いたりすると、可動部分に塗料が溜まってしまうことがあります。
そのためシャッターでは、単純な仕上がりだけでなく、塗布量のコントロールも重要です。
⑥ 実は塗装ではなく、シャッター自体が劣化しているケースも
塗装直後に開閉が重くなったからといって、必ずしも塗装だけが原因とは限りません。
もともとシャッターが古い場合、
・ガイドレールの変形
・スラットの歪み
・巻き取り部分の劣化
・バネやスプリングの弱り
・サビによる抵抗
・潤滑不足
などが発生していることがあります。
塗装工事をきっかけに頻繁に開閉したことで、以前からあった不具合が目立つようになるケースもあります。
そのため施工前に、一度シャッターを開閉して動作状態を確認しておくことも重要です。
開閉が重くなったシャッターに潤滑油をかければいい?
開閉が重くなると、「とりあえず潤滑油を吹けば直る」と考えてしまいがちです。
しかし、塗膜の厚みや塗料の付着が原因の場合、潤滑だけでは根本的な解決になりません。
むしろ使用する潤滑剤や場所によっては、ホコリを付着させたり塗膜に影響したりする可能性があります。
まずは、
「どこで擦れているのか」
「塗料が可動部に入っていないか」
「シャッター本体に歪みがないか」
を確認することが先です。
シャッター塗装で重要なのは「塗らない場所」の判断
外壁塗装では「きれいに塗ること」が注目されますが、シャッターについては少し考え方が違います。
シャッターには、塗装する部分と、できるだけ塗料を入れない方がよい部分があります。
特に、
スラットの継ぎ目・ガイドレール内部・巻き取りに関係する可動部分
については注意が必要です。
見た目をきれいにしようとして細部まで大量の塗料を入れてしまうと、かえってシャッター本来の機能を低下させる可能性があります。
まとめ
シャッター塗装後に開閉が重くなる原因として多いのは、塗膜の厚みや可動部分への塗料の入り込みです。
特に注意したいのは、
・スラットの継ぎ目への塗料の入り込み
・塗膜の厚塗り
・ガイドレールへの塗料付着
・乾燥不足の状態での開閉
・吹付け時の過剰な塗料の入り込み
・シャッター自体の経年劣化
です。
シャッターは外壁とは違い、毎回動く「可動部材」です。
そのため、シャッター塗装では耐久性や美観だけではなく、「塗装後も正常に動くか」まで考えた施工が重要になります。
きれいに仕上がっていても、開閉が重くなってしまえば良い塗装とはいえません。シャッターは「塗る技術」だけでなく、「塗りすぎない技術」が求められる部位といえるでしょう。
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