左官外壁とサイディング、補修費が高くなりやすいのはどっち?
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皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
家の外壁でよく使われる「左官外壁」と「サイディング」。
見た目やデザイン性だけで選ばれることも多いですが、実は将来的な“補修費”にはかなり差が出ることがあります。
「左官の方が高そう」
「サイディングはメンテナンスが安い?」
そんなイメージを持っている方も多いですが、実際は“劣化の仕方”によって大きく変わります。
今回は、左官外壁とサイディングはどちらが補修費が高くなりやすいのか?を、現場目線で詳しく解説します。
Contents
まず結論から言うと…
小規模補修はサイディングが安いことが多い
大規模補修は左官の方が高額化しやすい
これが現場で非常によくある傾向です。
ただし、これは単純に「素材の値段」だけではありません。
重要なのは、
・劣化した時に“部分補修できるか”
・同じ柄・模様を再現できるか
・下地まで傷んでいるか
この3つです。
左官外壁が高くなりやすい理由
① 模様合わせが難しい
左官外壁は職人が手作業で模様を付けています。
例えば、
・リシン
・スタッコ
・吹付タイル
・ジョリパット
・コテ仕上げ
などは、補修しても完全に同じ質感になりにくいです。
つまり、
「一部分だけ直すと補修跡が目立つ」
という問題が起きやすいのです。
その結果、
・一面補修
・外壁全体塗装
・周囲まで広げた補修
になるケースが多く、費用が一気に上がります。
② クラック補修が連鎖しやすい
左官外壁はモルタル系が多く、建物の動きでひび割れが入りやすいです。
特に多いのが、
・窓周り
・ベランダ角
・開口部
・入隅
など。
しかも、表面だけでなく内部まで割れている場合は、
・Uカット
・樹脂注入
・メッシュ補強
・パターン復旧
まで必要になります。
ここで費用が大きく上がります。
③ 下地まで傷むと一気に高額
左官外壁は、雨水侵入に気付きにくいことがあります。
そのため、
・内部ラスの腐食
・モルタル浮き
・爆裂
・下地腐食
まで進行すると、単なる塗装では済みません。
場合によっては、
・左官撤去
・下地交換
・再左官
となり、かなり高額になるケースもあります。
サイディングが高くなりやすい理由
① シーリングの打ち替えが定期的に必要
サイディングで最も多いメンテナンスはコーキングです。
・ひび割れ
・肉やせ
・硬化
・剥離
が起こるため、10〜15年前後で打ち替えが必要になることが多いです。
これは左官外壁よりも定期的に費用が発生しやすいポイントです。
② 廃盤問題がある
サイディングで意外と怖いのがこれです。
古いサイディングは、
「同じ柄がもう存在しない」
ことが非常に多いです。
すると、
・一部だけ色違い
・柄違い
・一面交換
になることがあります。
特に築15年以上の家ではよくあります。
③ 反り・割れは交換対応になる
サイディングは、
・反り
・割れ
・吸水膨張
が進行すると塗装では直りません。
つまり、
「貼り替え」
が必要になります。
さらに、
・足場
・部分解体
・防水シート確認
まで発展すると費用が高くなります。
実は“放置した時”は左官の方が怖い
これは現場でかなり感じる部分です。
サイディングは比較的、
・劣化が見えやすい
・コーキングで気付く
・反りで異変が分かる
のですが、
左官外壁は内部劣化が分かりにくく、
気付いた時には下地まで傷んでいる
ケースがあります。
すると補修規模が急激に大きくなります。
実際に多い“補修費が跳ね上がるパターン”
◆左官外壁
・小さいひび割れ放置
・雨水侵入
・モルタル浮き
・下地腐食
・広範囲補修
この流れは本当に多いです。
◆サイディング
・コーキング放置
・吸水
・反り
・釘浮き
・張り替え
こちらは比較的“段階的”に悪化することが多いです。
じゃあ結局どっちが得なの?
これは家の考え方によります。
左官外壁が向いている人
・デザイン性重視
・重厚感が欲しい
・継ぎ目が嫌
・高級感を重視したい
サイディングが向いている人
・メンテ計画を立てやすい
・補修性を重視
・将来の工事を予測したい
・部分交換対応をしたい
まとめ
左官外壁とサイディングは、単純に「どっちが安い」とは言えません。
ただ現場では、
・日常的な補修費はサイディング
・放置した時の高額化は左官外壁
という傾向が非常に強いです。
特に左官外壁は、
「小さいクラックだから大丈夫」
と思って放置すると、内部まで傷み、補修費が一気に上がることがあります。
一方サイディングは、
・コーキング
・反り
・割れ
など、比較的“異変が見えやすい”ため、早期対処しやすい面もあります。
外壁材を選ぶ時は、見た目だけでなく、
「将来どんな補修が必要になるのか?」
まで考えておくことが非常に大切です。
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