軒天の張替え時にやりがちな「NG下地」とは?見た目は綺麗でも数年後に差が出ます
2026.05.25 (Mon) 更新
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皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
軒天(のきてん)の張替え工事というと、表面の仕上がりばかり注目されがちですが、実は一番重要なのは“下地”です。
新しい軒天材を張れば、一時的にはどんな現場でも綺麗に見えます。
しかし、下地処理を間違えると、数年後に
・軒天のたわみ
・ビス浮き
・継ぎ目割れ
・雨染み
・カビ
・剥がれ
などが発生しやすくなります。
今回は、軒天張替え工事で実際によくある、“やりがちなNG下地”について詳しく解説していきます。
Contents
そもそも軒天は「湿気」と「熱」が集中する場所
軒天は外壁の一部のように見えますが、実際はかなり特殊な場所です。
屋根裏の熱気や湿気が集まりやすく、
・夏場は高温
・冬は結露
・雨の日は湿気
・台風時は吹き込み
など、想像以上に過酷な環境になっています。
つまり、ただ板を張るだけでは長持ちしません。
そのため、“どんな下地を作るか”で耐久性がかなり変わるのです。
NG① 傷んだ下地を残したまま上貼りする
これはかなり多いです。
既存の軒天を剥がした際、
・野縁(のぶち)
・胴縁
・下地木材
が湿気や雨漏りで傷んでいるケースがあります。
しかし工期短縮のために、
「まだ使えそうだから」
という理由で、そのまま新しい軒天を施工してしまうことがあります。
ですが、これはかなり危険です。
なぜ危険なのか?
傷んだ木材は、
・ビス保持力が弱い
・湿気を含みやすい
・腐食が進行している
状態になっています。
つまり、新しい軒天材を固定しても、内部では劣化が進み続けるのです。
結果として、
・数年でたわむ
・ビスが効かなくなる
・波打つ
などの症状につながります。
見えない場所だからこそ、下地交換が重要です。
NG② 下地の間隔が広すぎる
軒天材には適正ピッチがあります。
しかし現場によっては、
・下地の本数を減らす
・材料を節約する
・工期短縮
などの理由で、下地間隔が広くなるケースがあります。
下地間隔が広いとどうなる?
最初は問題なく見えます。
ですが時間が経つと、
・真ん中が下がる
・継ぎ目が開く
・軒天材が反る
などが発生しやすくなります。
特に最近の軒天材は軽量化されているものも多く、下地不足だと動きやすいです。
軒天は“重力”に逆らっている
壁と違い、軒天は下向きに張られています。
つまり常に、
「落ちようとする力」
がかかっています。
そのため、壁以上に下地精度が重要なのです。
NG③ 湿気対策を考えない下地
これも非常に多いです。
軒天内部には湿気がこもることがあります。
特に、
・換気不足
・屋根裏結露
・雨漏り
・ベランダ下
などは湿気リスクが高いです。
それなのに、
・防腐処理なし
・通気を考慮しない
・濡れた木材をそのまま使用
してしまう現場があります。
数年後に一気に腐るケースも
湿気を含んだ下地は、表面上問題なく見えても内部で腐食が進みます。
特に怖いのが、
「新しい軒天なのに中だけ腐っている状態」
です。
外から分かりにくいため、発見が遅れます。
NG④ 雨漏り原因を直さず張り替える
これもかなり危険です。
軒天が剥がれていると、
「軒天だけ直せばOK」
と思われがちですが、実際は違います。
軒天が傷む原因には、
・屋根からの漏水
・笠木からの侵入
・雨樋不良
・外壁クラック
・ベランダ防水劣化
などが隠れていることがあります。
原因を直さないと再発する
たとえ新品の軒天にしても、雨漏り原因が残っていれば再び傷みます。
つまり、
軒天は“被害者”なことが多い
のです。
張替え時は、表面だけでなく侵入経路の確認も重要です。
NG⑤ ビス固定位置がバラバラ
意外と仕上がりに差が出るポイントです。
下地位置をしっかり確認せず施工すると、
・ビスが効いていない
・空打ち
・固定不足
が起こります。
すると時間とともに、
・ガタつき
・継ぎ目ズレ
・落下リスク
につながります。
特に古い住宅は要注意
古い家では、
・下地位置がズレている
・木材が痩せている
・増改築で構造が複雑
なことがあります。
そのため、経験不足の施工だと固定不良が起きやすいです。
NG⑥ 「とりあえずベニヤ」で済ませる
これは昔の補修でよく見られます。
応急処置感覚で、
・普通ベニヤ
・耐水性の低い板
を使ってしまうケースがあります。
ですが軒天は湿気環境なので、材料選定を間違えると危険です。
数年後に表面が波打つ
耐水性不足の材料は、
・湿気吸収
・膨張
・反り
が起こりやすいです。
結果として、
・表面の波打ち
・塗装剥離
・継ぎ目膨れ
などにつながります。
「仕上がりが綺麗=良い工事」ではない
軒天工事は完成直後だと、どの業者も綺麗に見えやすいです。
しかし本当に差が出るのは、
3年後〜5年後
です。
・下地交換しているか
・湿気対策しているか
・原因調査しているか
・適正ピッチか
で耐久性が変わります。
まとめ
軒天張替え工事で重要なのは、表面材よりも“下地”です。
特に注意したいのが、
・傷んだ下地を再利用
・下地不足
・湿気対策不足
・雨漏り原因未解決
・固定不足
・材料選定ミス
などです。
軒天は普段あまり見ない場所ですが、実は家の劣化サインが出やすい部分でもあります。
だからこそ、
「ただ張り替えるだけ」ではなく、内部まで確認する工事かどうか
が非常に重要です。
見えない部分をどこまで丁寧に施工するかで、数年後の状態は大きく変わります。
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