落ち葉の多い家は屋根塗装の前に谷樋・雨樋をチェックすべき理由
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皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
屋根塗装をするときは、屋根材のひび割れや色あせ、棟板金の状態などに目が向きがちです。
しかし、庭に大きな木がある家や、近くに公園・山・街路樹がある家では「落ち葉」も重要なチェックポイントになります。
特に確認しておきたいのが、
「谷樋(たにどい)」と「雨樋(あまどい)」です。
落ち葉が大量に入り込んでいる状態を放置すると、せっかく屋根をきれいに塗装しても、排水不良による雨漏りや屋根材の劣化につながることがあります。
今回は、落ち葉の多い家で屋根塗装をする前に谷樋・雨樋を確認しておきたい理由について詳しく解説します。
Contents
そもそも谷樋とは?

谷樋とは、屋根面と屋根面がぶつかって谷状になっている部分に設置される排水部分です。
屋根に降った雨水が集まりやすく、屋根形状によってはかなりの量の雨水が集中します。
そのため、谷樋は屋根の中でも特に排水能力が重要な場所です。
ところが、雨水が集まるということは、
落ち葉・小枝・砂・苔なども一緒に集まりやすい
ということでもあります。
周囲に木が多い住宅では、谷樋に大量の落ち葉が溜まっているケースがあります。
落ち葉は雨樋にも溜まりやすい

もう一つ注意したいのが雨樋です。
屋根から流れてきた雨水は、軒先にある軒樋に入り、集水器から竪樋を通って排水されます。
しかし、屋根に落ちた葉っぱも雨水と一緒に流れてきます。
最初は数枚程度でも、
落ち葉
↓
砂やホコリ
↓
細かい枝
↓
苔や泥
というように徐々に堆積していくことがあります。
最終的には、雨樋の中に土のような層ができていることもあります。
さらに長期間放置すると、その土から雑草が生えているケースまであります。
なぜ「屋根塗装前」に確認する必要がある?
「雨樋の掃除なら屋根塗装とは別の話では?」
と思われるかもしれません。
しかし実際には、屋根塗装を行うタイミングは谷樋や雨樋をまとめて点検する非常に良い機会です。
屋根塗装では足場を設置し、屋根全体を確認します。
普段は見えない谷部分や雨樋内部も確認しやすくなるため、
塗装だけではなく屋根全体の排水状態まで確認しておくことが重要です。
谷樋が詰まると雨水が逆流することがある
谷樋に落ち葉が大量に溜まると、雨水の流れが悪くなります。
通常であれば、
屋根
↓
谷樋
↓
雨樋
↓
排水
という流れになります。
ところが谷樋が詰まってしまうと、雨水がスムーズに流れません。
大雨のときには谷部分に雨水が溜まり、本来水が入りにくい屋根材の重なり部分へ水が回り込む可能性があります。
谷樋周辺はもともと雨漏りリスクが比較的高い部分なので、排水不良はできるだけ避けたいところです。
「塗装したから雨漏りしない」とは限らない
ここは特に注意したいポイントです。
屋根塗装は基本的に、
屋根材表面を保護するための工事です。
排水経路そのものを改善する工事ではありません。
そのため、
「屋根を塗装したばかりなのに雨漏りした」
という場合でも、原因を調べると、
谷樋に落ち葉が詰まっていた
というケースは考えられます。
屋根表面がきれいになっていても、水の流れが悪ければ雨漏りリスクは残ります。
雨樋の詰まりは「オーバーフロー」を起こす
軒樋に落ち葉が詰まると、雨水が竪樋まで流れなくなります。
すると大雨のときに雨樋から水があふれるオーバーフローが起こります。
雨樋から大量の雨水があふれると、
・外壁に大量の雨水がかかる
・軒天が濡れる
・破風板が傷みやすくなる
・基礎周辺に大量の水が落ちる
・外壁の雨だれ汚れが増える
といった問題につながります。
つまり、屋根塗装だけきれいにしても、雨樋が詰まっていると周辺部材の劣化を早める可能性があるということです。
特に注意したいのは「集水器」

落ち葉の多い住宅で意外と見落とされやすいのが集水器周辺です。
軒樋から流れてきた雨水が竪樋へ入る場所ですが、ここは排水経路が狭くなるため、落ち葉が引っ掛かりやすくなります。
表面上は雨樋がきれいに見えていても、
集水器の入口だけ落ち葉が固まっている
ということがあります。
屋根塗装前の点検では、軒樋を見るだけではなく、集水器まで確認しておきたいところです。
落ち葉が濡れたまま残ると金属部分の劣化にも注意
谷樋には板金が使われている住宅も多くあります。
そこへ落ち葉が堆積すると、雨が止んだ後も落ち葉が水分を含んだ状態になります。
すると谷樋表面が長時間湿った状態になり、
塗膜の劣化や金属部分の腐食を進める原因になることがあります。
特に落ち葉の下は見えにくいため、
「掃除してみたら谷板金に錆が出ていた」
というケースもあります。
単純に落ち葉を取り除くだけではなく、清掃後の谷樋そのものの状態確認も重要です。
落ち葉の下に苔が発生していることも
長期間落ち葉が溜まっている場所では、その下が常に湿りやすくなります。
日当たりの悪い北側や屋根の谷部分では、苔や藻が発生していることもあります。
苔が増えるとさらに水分を保持しやすくなるため、
落ち葉 → 湿気 → 苔 → さらに乾きにくくなる
という悪循環になることがあります。
高圧洗浄を行う際にも、こうした部分は重点的に確認する必要があります。
高圧洗浄で落ち葉をそのまま流すのは注意
屋根塗装前には高圧洗浄を行います。
ただし、大量の落ち葉がある状態でいきなり洗浄すると、落ち葉や泥が一気に雨樋へ流れ込むことがあります。
その結果、
屋根はきれいになったのに竪樋が詰まった
ということも考えられます。
落ち葉が多い住宅では、洗浄前に大きな落ち葉や枝などを手作業で取り除き、その後に洗浄する方が安全です。
塗装後に落ち葉が溜まりやすい場所も確認する
屋根塗装前の点検では、「今詰まっているか」だけではなく、
「今後どこに落ち葉が溜まりやすいか」
を見ることも大切です。
特に、
・屋根の谷部分
・屋根と外壁が接する部分
・下屋根
・軒樋の角
・集水器周辺
・屋根形状が複雑な部分
などは落ち葉が溜まりやすい傾向があります。
毎年同じ場所に落ち葉が溜まる住宅なら、屋根塗装後も定期的な清掃・点検を考えておいた方が安心です。
落ち葉の多い家で屋根塗装前に確認したいポイント

木が近い家は塗装後も定期点検がおすすめ
屋根塗装をしたからといって、落ち葉が溜まらなくなるわけではありません。
特に、
大きな木が屋根より高い位置にある住宅
は注意が必要です。
風向きによっては、敷地内に木がなくても近隣の公園や街路樹から大量の落ち葉が飛んでくることがあります。
そのため、秋から冬にかけて落葉量が多い住宅では、定期的に雨樋や谷樋の状態を確認することが大切です。
ただし、自分で屋根に上がって確認するのは危険です。
地上から確認できない場合は、屋根工事業者や塗装業者に点検を依頼しましょう。
まとめ
落ち葉の多い住宅で屋根塗装をする場合、屋根材の劣化だけを見るのではなく、谷樋・雨樋の排水状態まで確認することが重要です。
特に谷樋は屋根から流れてくる雨水が集中する場所なので、落ち葉や泥が溜まると排水能力が大きく低下することがあります。
また、雨樋や集水器が詰まれば、雨水があふれて外壁・軒天・破風板などを傷める原因にもなります。
屋根塗装前は足場を設置して屋根全体を確認できる貴重なタイミングです。
「塗る場所」だけを見るのではなく、「雨水がどこを通って排水されるのか」まで確認する。
これが、落ち葉の多い住宅で屋根を長持ちさせるための重要なポイントです。
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