外壁の膨れは時間帯で変わる?日中に症状が目立つ理由
2026.09.30 (Wed) 更新
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皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
外壁を見たときに、
「朝はほとんど気にならなかったのに、昼になると塗膜が膨れて見える」
「午前中より午後のほうが膨れが大きくなっている気がする」
という現象が起こることがあります。
単純に太陽の光によって膨れが見えやすくなっているだけの場合もありますが、実際に塗膜内部の空気や水分が温められ、膨れ方が変化しているケースもあります。
今回は、時間帯によって外壁の膨れが変わって見える理由について詳しく解説します。
Contents
なぜ朝より昼のほうが膨れが目立つのか?
大きく関係しているのが、外壁表面の温度上昇です。
朝の外壁は夜間に冷やされているため、比較的温度が低い状態です。
ところが日が当たり始めると外壁表面の温度は徐々に上昇します。
特に夏場や濃色の外壁では、外気温以上に表面温度が高くなることがあります。
このとき塗膜の内部に空気や水分が閉じ込められていると、温度上昇によって内部の状態が変化し、塗膜を内側から押し上げる力が強くなることがあります。
その結果、朝には小さかった膨れが昼になると目立つようになるのです。
塗膜内部に「空気」が残っているケース
外壁塗装では、塗膜と下地が完全に密着していることが重要です。
しかし、
・下地処理が不十分だった
・旧塗膜が弱っていた
・下塗り材の選定が適切ではなかった
・塗装時に塗膜内部へ空気が残った
・下地と塗膜の間に部分的な密着不良がある
といった状態では、塗膜の裏側に小さな空間ができることがあります。
朝の涼しい時間帯には目立たなくても、日射によって壁が温められると内部の空気も温まり、膨張します。
すると弱くなっている塗膜が風船のように押し上げられ、膨れとして見えることがあります。
「水分」が閉じ込められている場合はさらに注意
もう一つ注意したいのが、外壁内部の水分です。
外壁材や下地に水分が残った状態で塗装すると、その水分の逃げ道を塗膜が塞いでしまうことがあります。
また、雨漏りやシーリングの劣化などによって、塗装後に外壁内部へ水が入り込んでいるケースもあります。
日中になって外壁温度が上昇すると、内部の水分が蒸発しようとします。
しかし表面が塗膜で覆われているため、水蒸気が外へ抜けにくくなります。
すると内部から塗膜を押し上げ、水分や水蒸気が原因となった膨れにつながることがあります。
朝になると膨れが小さく戻ることもある
このタイプの膨れで特徴的なのが、時間帯によって状態が変化することです。
例えば、
朝:ほとんど分からない
↓
午前:少し膨れてくる
↓
昼~午後:膨れが大きく見える
↓
夕方:少し小さくなる
↓
翌朝:また目立たなくなる
という変化を繰り返す場合があります。
この場合、単なる塗膜表面の模様ではなく、温度変化に伴って塗膜内部で空気や水分が動いている可能性を考える必要があります。
西面・南面だけ症状が強く出ることも
建物全面で同じように膨れるとは限りません。
特に症状が出やすいのが、日射を強く受ける外壁です。
南面は日射を受ける時間が長く、西面は午後から強い西日を受けます。
そのため、
「北面ではほとんど膨れていないのに南面だけ膨れる」
「午前中は問題ないのに午後になると西面だけ膨れる」
という現象が起こることがあります。
こうした場合は、日射による外壁温度の上昇と症状が連動しているかどうかが原因を調べるヒントになります。
黒・紺・濃いグレーなどの外壁は変化が出やすい場合も
外壁の色によっても表面温度の上がり方には違いがあります。
一般的に濃色は日射による熱を吸収しやすいため、明るい色と比べて表面温度が高くなりやすい傾向があります。
そのため、もともと塗膜内部に密着不良や水分などの問題が存在すると、濃色に塗り替えたあとに膨れが表面化するケースもあります。
ただし、「濃い色だから膨れた」という単純な話ではありません。
色はあくまで温度上昇を助長する要素の一つであり、根本には下地・旧塗膜・水分・施工条件などの問題が隠れていることがあります。
膨れを潰して補修するだけでは再発することも
膨れている部分だけを削り、上から塗り直せば一時的にはきれいになります。
しかし、内部へ水分が入る原因や塗膜の密着不良が残っていれば、別の場所で再び膨れる可能性があります。
特に、
雨のあとに膨れが大きくなる
晴天が続くと症状が変化する
日当たりの良い面だけ発生する
毎日ほぼ同じ時間帯に膨れが目立つ
といった場合は、膨れそのものだけでなく、外壁内部の状態まで確認することが重要です。
朝だけの点検では見逃す可能性がある
この症状で意外と重要なのが、点検する時間帯です。
例えば朝9時に現場を確認したときには膨れがほとんど見えず、「異常なし」と判断されることがあります。
しかし午後2時に確認すると、はっきり膨れていることがあります。
時間帯によって症状が変化する場合は、
・朝
・日射が強くなった昼
・外壁温度が高くなる午後
など、時間を変えて確認すると原因を特定しやすくなります。
スマートフォンで同じ場所を同じ角度から撮影しておくのも有効です。
まとめ
外壁の膨れが「朝は目立たないのに昼になると大きく見える」という場合、単なる見え方の問題ではなく、日射による温度上昇が塗膜内部へ影響している可能性があります。
特に考えられるのが、塗膜内部に残った空気や水分、下地との密着不良です。
外壁が温められることで内部の空気が膨張したり、水分が水蒸気になろうとしたりして、塗膜を内側から押し上げることがあります。
さらに夕方から朝にかけて温度が下がると膨れが小さくなり、昼になると再び大きくなるケースもあります。
こうした「時間帯によって変化する膨れ」は、原因を探るうえで重要なサイン」です。
膨れた部分だけを見るのではなく、「何時ごろ大きくなるのか」「どの方角に出ているのか」「雨の前後で変化するのか」まで確認することで、塗膜内部で起きている問題を判断しやすくなります。
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