湿気が多いと塗料の乾燥時間はどれくらい変わる?湿度と外壁塗装の関係を解説
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皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
外壁塗装では「気温」や「雨」を気にする方は多いですが、意外と見落とされやすいのが湿度です。
雨が降っていなくても、梅雨時期や雨上がり、朝露が残る時間帯などは湿度がかなり高くなることがあります。
では、湿気が多いと塗料の乾燥時間は実際どれくらい変わるのでしょうか?
今回は、湿度によって塗料の乾燥が遅くなる理由や、通常時と高湿度時の乾燥時間の違いについて詳しく解説します。
Contents
そもそも塗料はどうやって乾く?
外壁塗装で使用される塗料は、塗った直後から少しずつ水分や溶剤が蒸発し、塗膜を形成していきます。
特に住宅塗装で使用されることの多い水性塗料の場合、塗料に含まれている水分が蒸発することが乾燥の重要な工程です。
ところが空気中の湿度が高くなると、水分が蒸発しにくくなります。
つまり、
湿度が高い → 水分が蒸発しにくい → 塗料の乾燥が遅くなる
ということです。
湿度によって乾燥時間はどれくらい変わる?
塗料の乾燥時間は、製品・気温・風・日当たり・塗布量・下地などによって変わるため、「湿度○%なら必ず○時間延びる」という決まりはありません。
ただし、おおよその目安として考えると以下のようになります。

例えば、メーカー指定の塗り重ね乾燥時間が「3時間以上」だったとしても、湿度が高い日は3時間経過したから必ず次の工程へ進めるとは限りません。
条件によっては4~5時間以上待ったり、その日の重ね塗りを見送ったりする場合もあります。
湿度85%以上は特に注意
外壁塗装用の塗料では、湿度85%以上では施工を避けるよう指定されている製品が多くあります。
高湿度の状態で無理に施工すると、
・塗膜が正常に形成されない
・艶ムラが発生する
・表面が白っぽくなる
・密着不良を起こす
・膨れや剥がれにつながる
・硬化不良を起こす
などの不具合につながる可能性があります。
そのため、「乾燥時間を長くすれば湿度が高くても問題ない」というわけではありません。
雨が降っていなくても注意が必要
「雨が降っていない=塗装できる」とは限りません。
例えば梅雨時期の曇天では、雨が降っていなくても湿度が80%を超えることがあります。
さらに注意したいのが雨上がりです。
雨が止んで晴れてきても、外壁そのものに水分が残っている可能性があります。
空気中の湿度だけでなく、下地に残った水分も塗料の乾燥や密着性に影響します。
朝一番の塗装も注意
晴れの日でも、早朝は湿度が高くなっていることがあります。
特に秋から冬にかけては、外壁や屋根に朝露が付着しているケースがあります。
表面が乾いているように見えても、目地や細かな凹凸部分に水分が残っていることもあります。
そのため、晴れているからといってすぐに塗装を始めるのではなく、下地が十分に乾燥していることを確認してから施工することが重要です。
水性塗料は湿度の影響を受けやすい
水性塗料は水分が蒸発することで乾燥していくため、湿度が高い環境では乾燥速度が落ちやすくなります。
一方、溶剤系塗料も湿度を気にしなくていいわけではありません。
下地表面に結露や水分があれば、密着不良などにつながる可能性があります。
つまり、塗料の種類にかかわらず湿度と下地の状態を確認する必要があります。
乾燥不足のまま重ね塗りするとどうなる?
外壁塗装では、
下塗り → 中塗り → 上塗り
と塗料を重ねていきます。
下の塗膜が十分に乾いていない状態で次の塗料を施工すると、内部に水分や溶剤が残ってしまうことがあります。
その結果、
・膨れ
・剥がれ
・艶ムラ
・硬化不良
・密着不良
などが後から発生する可能性があります。
施工直後はきれいに見えても、数か月後や数年後に不具合として現れることがあるため注意が必要です。
気温が高ければ湿度が高くても大丈夫?
気温が高ければ塗料は乾燥しやすくなる傾向があります。
しかし、気温だけで判断することはできません。
例えば、
気温30℃・湿度50%
と
気温30℃・湿度85%
では、同じ30℃でも乾燥条件は大きく違います。
さらに、日当たりや風通しによっても乾燥速度は変わります。
同じ家でも乾燥時間は違う
意外と見落とされやすいのが、一軒の住宅でも場所によって乾燥時間が違うという点です。
例えば南面は日当たりや風通しが良く、比較的早く乾燥することがあります。
一方で、
・北側の外壁
・隣家との間隔が狭い場所
・植栽が多い場所
・ベランダ内部
・軒が深い場所
・建物の裏側
などは湿気が残りやすく、乾燥に時間がかかる場合があります。
そのため、「南側が乾いたから全部乾いている」と判断するのは危険です。
「何時間追加すればOK」とは決められない
湿度が高いからといって、
「通常3時間だから、高湿度なら5時間待てば大丈夫」
という単純な判断はできません。
塗料の乾燥には、
湿度・気温・風・日射・塗料の種類・塗布量・下地の水分量
など、さまざまな条件が関係しています。
メーカーが指定している乾燥時間は守りつつ、実際の塗膜や下地の状態を確認することが重要です。
まとめ
湿気が多い日は、塗料に含まれる水分や溶剤が蒸発しにくくなるため、通常より乾燥時間が長くなる可能性があります。
特に湿度80%を超えるような日は慎重な判断が必要で、湿度85%以上では施工を避けるよう指定されている塗料も多くあります。
ただし、
「湿度が10%上がったら乾燥時間が1時間延びる」
といった決まった計算方法があるわけではありません。
同じ湿度でも、気温や風通し、日当たり、塗料の種類、施工場所によって乾燥時間は変わります。
外壁塗装では予定通り工程を進めることよりも、塗料をしっかり乾燥させてから次の工程へ進むことが重要です。
特に梅雨時期や雨上がりなど湿度が高くなりやすい時期は、乾燥時間に余裕を持った施工が、塗膜の剥がれや膨れ、艶ムラなどを防ぎ、外壁塗装を長持ちさせるポイントになります。
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