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見逃されがちな屋根ラバーの劣化|雨漏りにつながる前に知っておくべき知識

豆知識

2025.12.24 (Wed) 更新


大阪の自社職人による安心・信頼の外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理、専門店ラディエントです。大阪の谷町にある空堀通商店街の入り口にショールームがあります!いつもラディエントの現場ブログご覧いただきありがとうございます♪このブログでは、外壁塗装に関する豆知識やお家まわりの情報を発信しています。ご自宅・マンション・ビルの塗り替えをお考えの方!ぜひご参考になさってください!

皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。

知らないと危険な「見えない劣化」と正しい判断ポイント

屋根工事や屋根点検の現場で使われることのある「屋根ラバー(屋根用ゴム材)」。
一見すると防水性が高そうで安心感がありますが、実は経年劣化によるトラブルが非常に多い部材でもあります。

今回は、屋根ラバーの劣化の仕組み・症状・放置した場合のリスク・プロが見るチェックポイントまで、しっかりと解説していきます。

そもそも屋根ラバーとは?

屋根ラバーとは、主に以下のような目的で使われるゴム系材料です。

・屋根材の隙間埋め
・雨音、振動の衝撃材
・簡易的な防水補助
・カバー工法時の下地調整材

※重要なのは、屋根ラバーは「防水材そのもの」ではないという点です。

あくまで、補助材・緩衝材・通気材的な役割として使われるケースが多く、単体で長期防水を担う設計ではありません。

屋根ラバーが劣化する主な原因

①紫外線による劣化(最大の原因)

屋根は常に直射日光を受けています。
ゴム系素材は紫外線に弱く、

・表面が硬化
・弾力を失う
・ひび割れが発生

といった劣化が進行します。

特に南面・棟付近は劣化スピードが早いのが特徴です。

②熱伸縮の繰り返し

屋根は夏と冬で40℃以上の温度差が出ることもあります。

・昼:高温で膨張
・夜、冬:冷えて収縮

この繰り返しによって、

・ゴムが疲労
・接着面の剥離
・亀裂が拡大

という現象が起こります。

③経年硬化(可塑剤の抜け)

ゴム製品は年数が経つと、内部の可塑剤(柔らかさを保つ成分)が抜けていきます。

その結果、

・ゴムがカチカチになる
・押しても戻らない
・触ると割れる

といった状態になります。

④雨水・湿気の影響

屋根ラバーの裏側に水分が滞留すると、

・カビ、藻の発生
・ゴムの分解促進
・下地材の腐食

につながるケースもあります。

特に通気不良の屋根では要注意です。

屋根ラバー劣化の代表的な症状

以下の症状が見られたら、劣化が進行しているサインです。

・表面に細かいひび割れ
・ゴムが白っぽく粉を吹いている
・触ると硬くなっている
・端部が浮いている・めくれている
・一部が欠けて落ちている

特に重要なのは、
「見た目は少しだけ劣化しているように見える状態」でも、内部はかなり傷んでいるケースが多いという点です。

屋根ラバー劣化を放置するとどうなる?

① 雨水の侵入リスクが上がる

ラバーが割れたり剥がれたりすると、
本来守るべき隙間が無防備な状態になります。

・毛細管現象による浸水
・風雨時の吹き込み
・雪解け水の侵入

などが起こりやすくなります。

② 屋根下地の腐食・劣化

雨水が内部に回ると、

・野地板の腐食
・垂木の劣化
・金属部材のサビ

といった見えない被害が進行します。

気づいた時には
👉 部分補修では済まない状態
になっていることも珍しくありません。

③ 本来不要な「屋根ラバー多用工事」を勧められる

劣化したラバーを見て、

・「全面ラバー補修が必要」
・「ラバーを厚塗りすれば安心」

といった説明を受けるケースもあります。

しかし、
ラバーの多用=必ずしも正解ではありません。

むしろ、

・通気不良
・水の逃げ場を塞ぐ
・劣化を早める

という逆効果になる場合もあります。

プロがチェックする屋根ラバー劣化ポイント

現場では、以下の点を重点的に確認します。

・硬化の度合い(指で押して戻るか)
・ひび割れの深さ
・接着部の浮き
・下地への水染み
・周囲屋根材との取り合い

見た目だけで判断せず、
必ず「触診」と「周辺部材の確認」を行うことが重要です。

屋根ラバーは「交換」か「撤去」が基本

劣化した屋根ラバーに対しては、

・上から塗る
・そのまま被せる

といった対処ではなく、

・必要な箇所だけ交換
・不要な場合は撤去
・屋根構造に合った通気設計に戻す

という判断が、長期的にはベストです。

まとめ|屋根ラバー劣化は軽視しない

屋根ラバーの劣化は、

・目立ちにくい
・後回しにされやすい
・しかし被害は深刻化しやすい

という非常に厄介な問題です。

「ラバーがある=安心」ではなく、
「ラバーがどういう状態か」を見ることが重要です。

屋根点検や屋根工事を検討する際は、
ぜひ屋根ラバーの状態にも目を向けてみてください。

ラディエントでは点検、診断、お見積りはすべて無料で行っています。またショールームの来店予約とお見積りでクオカード1000円分をプレゼントしています。是非お越しください!またラディエントが掲載されている外壁リフォームの教科書という本が販売されています。一冊572円で販売されていますのでこちらもよろしければご購入下さい。

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