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瓦がズレた時に焦ってはいけない理由と危険行動一覧

豆知識

2025.12.27 (Sat) 更新


大阪の自社職人による安心・信頼の外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理、専門店ラディエントです。大阪の谷町にある空堀通商店街の入り口にショールームがあります!いつもラディエントの現場ブログご覧いただきありがとうございます♪このブログでは、外壁塗装に関する豆知識やお家まわりの情報を発信しています。ご自宅・マンション・ビルの塗り替えをお考えの方!ぜひご参考になさってください!

皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。

屋根瓦がズレたり、浮いたり、今にも落下しそうな状態を発見したとき、多くの方は「すぐに何とかしないと!」と焦ります。しかし、この焦りが最も危険です。瓦は一枚あたり数キロの重量があり、屋根の高所から落下すれば、死亡事故に至るケースもあります。
そこで今回は、実際の現場で見られる「瓦が落下しそうな時にやってはいけないNG行動」について詳しく解説します。

その① 自分で屋根に上って確認する

最も多いのがこの行動です。
「脚立があるから大丈夫」「ちょっと見るだけだから」──この考えこそ危険の始まりです。

なぜNGなのか?

・屋根瓦は踏む位置で割れる
瓦は中央部に荷重がかかると簡単に破損します。割れた瓦は滑りやすく、転落事故が多発。

・風圧を受けてバランスを崩す
屋根は高所かつ吹きさらし。地上では感じない風でも身体が簡単に持っていかれます。

・二次被害の発生
ズレた瓦に触れることで、本来落ちない瓦が動き、結果的に瓦落下を誘発することも。

事故統計では、住宅メンテナンス中の転落事故の約3割が屋根上で発生していると言われています。

その② 応急処置でビニールシートを被せる

「台風前だからせめてシートだけでも…」という気持ちは分かりますが、これはプロでも危険な作業です。

NG理由

・瓦のズレ部分に手をかけることで落下を誘発
・シートを固定するためのロープや土嚢が瓦を圧迫し破損
・シートは風を受けやすく、強風で飛散 → 近隣車両や歩行者へ被害

特に素人作業のブルーシート養生は、風災の補償対象外となるケースもあり、保険面でもデメリットが大きいと言えます。

その③ 下で立ち話や見学をする

瓦が落下しそうな建物の真下は最も危険な場所です。

この行為が招くリスク

・上からの落下物は予測不能
 風の方向、振動、鳥の着地など、ちょっとした要因で一瞬で落下します。
・実際に現場では、「見ていた人の頭に瓦が直撃」という事故も存在
・建物の側面も斜め落下の巻き込みゾーンになることもあり、完全な安全位置の判別はプロでも難しい

少しの間だから…という油断が、重大な事故につながります。

その④ ホームセンターで瓦を買って自分で交換しようとする

DIY好きな方が陥りやすい危険行動です。

なぜやってはいけないのか?

・瓦には固定金具、土台、桟木の規格があり、単純な交換では済まない
・周囲の瓦との勾配、かみ合わせ、荷重バランスが崩れ、雨漏りや崩落リスクが逆に増加
・不適切な施工は、火災保険の支払い対象外になり損害が倍増するケースも

瓦は「乗せれば終わり」ではなく、建築基準と専門技術の魂だと理解する必要があります。

その⑤ ガムテープ・コーキングで補修する

一見その場しのぎに見えますが、これも完全なNG行動です。

副作用として発生する問題

雨水が逃げ場を失い、内部に侵入
・コーキングの固化で瓦の動きが制限→熱膨張で割れる
・ガムテープは紫外線で劣化しベタつき汚染、後の撤去コストが増大

「簡単にできる補修ほど、後始末が難しくなる」典型例です。

正しい行動はシンプル

瓦が落ちそうな時は自己判断で手を出さないこと。
唯一すべきことは、

✅専門業者へ連絡する
✅落下範囲に近づかない
✅住人・近隣へ注意喚起

この3点のみです。

瓦は建物の命を守る重要部材であり、誤った行動は命・財産・信用を失うリスクへ直結します。

まとめ

瓦が落下しそうな時は、
「何とかしよう」とする気持ちこそ最大の敵です。

焦って屋根に上がったり、応急処置を試みるほど、事故や損害のリスクは強まります。
最も安全で確実な対処は、専門業者への相談と危険区域の確保です。
ご自宅の安全を守るためにも、NG行動をしっかり理解し、正しい対応を心掛けてください。

ラディエントでは点検、診断、お見積りはすべて無料で行っています。またショールームの来店予約とお見積りでクオカード1000円分をプレゼントしています。是非お越しください!またラディエントが掲載されている外壁リフォームの教科書という本が販売されています。一冊572円で販売されていますのでこちらもよろしければご購入下さい。

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