木製貫板はもう古い?樹脂製貫板が棟板金の寿命を変える理由
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皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
屋根のメンテナンスにおいて意外と知られていないのが、棟板金を支える「貫板(ぬきいた)」の劣化問題です。
多くの住宅で、屋根材より先に貫板が痛み、棟板金が浮いたり、最悪の場合は台風時に飛散する事故につながっています。
その原因の大半は、“木製”の貫板が構造上どうしても劣化するという点にあります。
近年ではプロの現場で「樹脂製貫板」(タフモックなど)が主流になりつつありますが、まだ一般にはほとんど知られていません。
この記事では、なぜ樹脂製が圧倒的に優れているのか、木製との違いを深掘りしながら丁寧に解説します。
Contents
木製貫板は「水を吸う素材」だから劣化が早い(構造的な弱点)
木材はどうしても水分を吸う素材です。
屋根の頂部にある棟は、
・風の負圧
・雨の吸い上げ(負圧吸水)
・毛細管現象
・結露湿気
の影響を強く受けるため、木の貫板は常に湿気にさらされる状況になっています。
その結果、
・水分を吸って膨張
・乾いて収縮
・反りや割れ
・内側から腐朽菌による腐食
といった劣化が必ず発生します。
この劣化が進むと、木が柔らかくなり、釘やビスが効かなくなるため、棟板金が固定できず“浮き”を生みます。
木製貫板の劣化が棟板金の浮きや飛散事故の主原因
実際の現場では、棟板金が飛んだ案件の多くは、棟板金そのものではなく、中の木製貫板の腐食が原因です。
木が腐る → 固定ビスが効かない → 棟板金が動く →
台風の突風が入り込み → 一気に飛散
という流れは非常に多く、台風後の補修依頼で最も多いトラブルのひとつです。
つまり、見えている棟板金の見た目の問題ではなく、内部の貫板の素材そのものが家の安全性を左右するということです。
樹脂製貫板は「腐らない」「吸水しない」「反らない」という圧倒的なメリット
樹脂製貫板は、木材と違い、水を吸わず・腐らず・変形しない素材で作られています。
メリットを整理すると次の通り:
水分を吸わないため、劣化しない
木のように湿気を吸って膨張・収縮がないため、形状が安定しています。
腐らないため寿命が圧倒的に長い
木製貫板(寿命10〜15年)に対して、樹脂製は半永久的と言われるほど耐久性があります。
ビスの保持力が高く、抜けにくい
樹脂はビスがしっかり食い込むため、強風で引き抜かれにくい構造になっています。
実際、木製の貫板で棟板金が飛ぶケースは多いですが、樹脂製貫板で飛んだ事例は極めて少ないのが現場の肌感です。
樹脂製は「反り」や「割れ」が起こらないため、棟板金が動きにくい
木製貫板は夏の高温で乾燥すると反り、冬の湿気で戻るなど、
日常的に動き続ける素材です。
対して樹脂製は温度変化で形状がほぼ変わらないため、
・ビスの緩み
・棟板金のバタつき
・継ぎ目のずれ
といったトラブルを極端に減らすことができます。
棟板金は“動くと一気に傷む”ため、動かないこと自体が最高の防水対策です。
屋根材の寿命より貫板の方が短いという矛盾を解決できる
●スレート屋根の寿命:25〜30年
●木製貫板の寿命 :10〜15年
実際、屋根材より先に棟部分がダメになるため、「塗装はしたのに棟が浮いてきた」「たった数年で棟が飛んだ」
という相談が多発します。
しかし、樹脂製貫板なら
屋根材の寿命とほぼ同じ期間持たせることができるため、屋根全体のメンテナンス周期を揃えることができます。
これは住宅管理の上で非常に大きなメリットです。
コスパ面でも“木→樹脂”の切替えは実は非常に良い
樹脂製貫板は木製より材料費が少し高いですが、
長期的に見ると圧倒的にコスパが良いです。
・木製貫板は何度も交換が必要
・棟板金が飛べば二次被害で修理費が高額
・屋根塗装のたびに交換するのは無駄
樹脂製にすることで、
「一度交換すれば、ほぼ一生メンテ不要」
になるため、トータルコストは木製よりも確実に安くなります。
現場の職人が“樹脂製しか使いたくない”と言う理由
屋根職人の間では、「木の貫板はもう使いたくない」「樹脂だけで統一したい」
という声が非常に多いです。
理由は簡単で、
・施工がしやすい
・ビスがしっかり効く
・強風でも安心できる
・施工後のクレームが激減
という“職人にとっての実利”が大きいからです。
現場で実際に棟板金の飛散を何度も経験している職人ほど、
樹脂製貫板の信頼度は高くなっています。
台風の多い日本では、樹脂製貫板はもはや必須レベル
日本の台風は年々強くなり、棟板金の飛散事故は確実に増えています。
特に風速30〜40mを超える地域では、
木製貴板では固定力が追いつかないケースが増加。
樹脂製の方が
・強風に対しての保持力が高い
・ビス抜けが少ない
・ゆるみ防止にも優れる
ため、台風常襲地域では必須素材と言われ始めています。
まとめ|樹脂製貫板は棟板金の耐久性を“劇的に”向上させる最重要アイテム
木製貫板は昔から使われ続けてきましたが、現代の台風・温暖化・高温環境には耐えきれず、
劣化スピードが屋根材より早いという欠点があります。
樹脂製貫板は
・腐らない
・吸水しない
・反らない
・ビス保持力が高い
・木より寿命が圧倒的に長い
というメリットが揃っており、棟板金の飛散リスクや雨漏りリスクを大幅に減らすことができます。
特にプロの現場では
「棟板金を交換するなら、貫板は樹脂一択」
というのが常識になりつつあります。
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