シロアリ発生時の正しい対処法|絶対にやってはいけないNG行動とは
2025.11.16 (Sun) 更新
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皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
家のトラブルの中でも、白蟻(シロアリ)は特に注意が必要な存在です。
「たまたま見つけただけだから、様子を見よう…」
「あとで掃除しておこう…」
こういった軽い判断が、家の寿命を10年以上縮めてしまうこともあります。
白蟻は、普段は人の見えない暗い場所で静かに進行し、見つかった時点で被害が相当進行していたというケースが非常に多い害虫です。しかし、正しい知識を持って冷静に対処すれば、大きな被害を防ぎ、費用も最小限に抑えることができます。
この記事では、白蟻を見つけた瞬間の初動から、絶対にやってはいけない行動、駆除〜再発防止までを専門業者の視点で、わかりやすく・深く・文章多めにまとめました。
Contents
白蟻を見つけたら最初にやるべき3つの初動
白蟻が現れた時の対応は、スピードよりも“正しい手順”が最重要です。
慌てる必要はありませんが、間違った行動は後で大きな後悔につながります。
① とにかく触らず・壊さず・そのままにする
白蟻を初めて見た方が一番やってしまいがちなのが、その場で叩く・壊す・掃除するといった行動です。
しかし白蟻は非常に敏感で、外からの刺激を受けると巣内に“危険信号”を出し、一気に逃げたり隠れたりします。
その結果、調査の際に「本来見えるはずの被害箇所」がわからなくなり、駆除の難易度が上がってしまいます。
特に注意すべきなのが “蟻道(ぎどう)” と呼ばれる、土や排泄物で作られた白いトンネル。
これを壊すと、白蟻が奥へ逃げ込み、業者が被害状況を正確に把握できなくなります。
✔ まずは何も触らず、そのままの状態を維持すること。
② 証拠として写真を残す(スマホでOK)
白蟻の種類や被害の程度は、出てきた場所や形跡である程度判断できます。
調査の際、現状の写真があるだけで診断の精度が大きく変わります。
・白蟻が歩いている様子
・蟻道
・木材の食害痕
・羽アリの発生跡
・床や壁の変色・膨れ
とにかく「気になる部分は全部」撮影しておくのがベストです。
③ 水を使った掃除や散水を避ける
白蟻は湿気が大好きな虫です。
もし床下や壁内に湿気が入り込むと、白蟻がさらに寄りつきやすい環境を作ってしまいます。
例えば、
・付近を拭き掃除して濡らす
・外の散水が基礎の隙間に流れ込む
・結露が溜まる環境を放置
こうした行動は、白蟻の活動を活発にする原因になります。
絶対にやってはいけないNG行動
白蟻対策で最も怖いのは、「善意でやった行為が逆に被害を広げる」ということ。
特に以下の3つは絶対にNGです。
市販の殺虫スプレーを使うこと
市販スプレーはその場の白蟻を瞬間的に殺すだけで、全体の巣やコロニーにはまったく効果がありません。
むしろスプレーの刺激によって白蟻が広範囲に逃げて散らばり、結果として被害が拡大する恐れがあります。
ある現場では、スプレーを使った結果、白蟻が壁の中に逃げ込み、翌月には家の反対側まで被害が広がっていました。
蟻道や食害部分を壊してしまうこと
壊してしまうと、「白蟻がどこから侵入しているのか」がわからなくなります。
侵入口・通路・巣の方向などの情報を正確に把握することが、効果的な駆除のカギです。
壊してしまった場合でも対応は可能ですが、調査時間が増えたり、費用が上がる原因になることがあります。
自分で床下に潜って確認すること
床下は湿気・カビ・ホコリ・狭さなど危険が多い場所です。
慣れていないと、配管を蹴ったり断熱材を落としたりして、逆にトラブルを増やすことがあります。
白蟻は床下だけでなく、壁内・天井裏・玄関框・勝手口まわりなどにも広がるため、素人判断は非常に危険です。
白蟻調査~駆除の流れ
白蟻が出たからといって、すぐに大量の薬剤をまくわけではありません。
現場では 「調査 → 駆除 → 点検 → 再発防止」 の順で進みます。
① 現地調査(無料)
プロの調査では、以下のような項目を詳細に確認します:
・床下の湿気と含水率
・木材の強度・腐朽状況
・水回りからの漏水の有無
・基礎のひび割れ・欠損
・白蟻の種類(ヤマト・イエ・アメリカカンザイ)
・食害の範囲と進行度
・侵入経路と今後広がる可能性
・家全体への影響(床の沈み・壁の歪みなど)
調査結果によって、駆除だけで良いのか、補修も必要なのかが決まります。
② 駆除(薬剤処理・ベイト工法など)
白蟻の種類・構造・湿気・被害状況により、施工内容は全く異なります。
● ヤマトシロアリ(日本で最も多い)
水回り付近に多く、床下の湿気が原因で発生しやすい。
→ 薬剤処理が基本で効果が出やすい。
● イエシロアリ(スピード最速・被害最悪)
巨大な巣をつくり、家全体を侵食することも。
→ 巣に到達する駆除+ベイト併用が必要。
● アメリカカンザイシロアリ(乾材シロアリ)
壁や梁の内部に巣を作るため、発見が遅れがち。
→ 難易度が高く、長期的な管理が必要。
③ 必要に応じた補修工事
駆除後に木材の強度が著しく低下している場合は、補修が必要です。
・床が沈む
・玄関框がフワフワ
・壁がたわむ
・土台がスカスカ
・柱が食害で細くなっている
被害が軽ければ補修は不要な場合もありますが、進行していると大工工事を伴う場合があります。
④ 再発防止(予防処理)
白蟻は“一度駆除して終わり”ではありません。
湿気・環境・建物形状が変わらない限り、再発のリスクは常にあります。
そのため、駆除した後は
・床下の湿気改善
・予防薬剤の散布(5年保証)
・外周の整地や植栽整理
・雨漏り・漏水の修繕
など、建物全体の環境改善をセットで行うのがベストです。
白蟻が出る家・出やすい家の特徴
白蟻はどの家にも出る可能性がありますが、特に以下のような家はリスクが高いです:
・浴室・洗面所・キッチン下に湿気が溜まりやすい
・基礎にひび割れがある
・床下に断熱材が落ちて地面に触れている
・庭に使っていない木材を放置している
・外壁やサッシ周りに隙間がある
・雨漏りを放置している
・井戸・雨水枡付近が常に湿っている
“湿気+暗さ” が揃うと、白蟻が寄りつく確率は一気に上がります。
まとめ:白蟻は“早期発見”と“正しい初動”がすべて
白蟻は静かに広がるため、発見した時には被害が大きくなっていることがあります。
しかし、正しい初動を守れば大きな被害は避けられます。
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最後までお読みいただきありがとうございました。大阪で外壁塗装するならお気軽にラディエントにお問い合わせ下さい。戸建ての他にもマンション、ビル、店舗、工場にも幅広く対応しております。
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