家の中の手摺は必要？種類・設置場所・価格を分かりやすく解説！｜現場ブログ

家の中の手摺は必要？種類・設置場所・価格を分かりやすく解説！

2025.11.15 (Sat) 更新

大阪の自社職人による安心・信頼の外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理、専門店ラディエントです。大阪の谷町にある空堀通商店街の入り口にショールームがあります！いつもラディエントの現場ブログご覧いただきありがとうございます♪このブログでは、外壁塗装に関する豆知識やお家まわりの情報を発信しています。ご自宅・マンション・ビルの塗り替えをお考えの方！ぜひご参考になさってください！

皆さんこんにちは！ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。

年齢を問わず、住まいの中での安全を守るために大切な設備が「手摺（てすり）」です。
特に高齢者、足腰に不安のある方、ケガからの回復期の方などには大きな助けになりますが、実は元気な方でもふとした瞬間の転倒を防ぐために役立ちます。

本記事では、
「なぜ家の中に手摺が必要なのか？」
「どんな種類や設置場所があるのか？」
「費用の目安や注意点は？」
といった内容を、詳しく解説していきます。

手摺設置工事とは？

手摺設置工事とは、日々の生活の中で身体を支えるための棒状の設備を、玄関・階段・廊下・トイレ・浴室などに取り付ける工事です。

近年、在宅介護や高齢社会の進行により、住宅内での事故防止が非常に注目されています。
特に住宅内事故で最も多いのが「転倒」で、骨折・頭部打撲・寝たきりの原因になるケースもあるため、早めの対策として手摺設置は非常に有効とされています。

手摺工事のメリット

①転倒リスクを大幅に低減

段差・階段・滑りやすい浴室は、転倒の危険が高い場所です。
手摺を設置することで身体のバランスを取りやすくなり、転倒予防に大きな効果を発揮します。

②日常動作をサポート

立ち上がる、かがむ、歩く

日常のさまざまな動作が安定します。
特にトイレや玄関の靴脱ぎ動作は不安定になりがちですが、手摺があることで無理のない姿勢で動作が可能になります。

③介助者の負担が減る

介助時に手摺を併用すると、介助者の腰や腕の負担が軽減され、安全にサポートしやすい環境が整います。

④介護保険の住宅改修補助が利用できる

要支援・要介護の認定を受けている方は、介護保険の住宅改修費（上限20万円）が利用でき、費用負担を抑えることが可能です。

※事前申請が必要
※手摺本体+工事費が対象

手摺を設置する場所と役割

住宅内の中でも、特に手摺が効果的な場所は以下の通りです。

玄関

・靴の脱ぎ履き
・段差の昇降
→動作が不安定になりがち
→縦手摺は立ち座りに、横手摺は移動に最適

階段

住宅の中で最も事故率が高い場所の一つ。
上下階の移動を安全にサポートします。
特に、下り階段でのバランス崩しを防ぐ効果が高いです。

廊下

移動時のバランス確保として有効。
歩行器や杖よりも安定が高い場合もあります。

トイレ

立ち座りや向きを変える動作を補助。
高齢者には最も「助かる」と感じる場所です。

浴室・脱衣所

濡れて滑りやすい場所のため、手摺があるだけで転倒リスクを大幅に軽減できます。
錆に強い素材を選ぶことが重要。

手摺の種類と特徴

手摺には用途や設置場所に応じて様々なタイプがあります。

① 固定式手摺

壁の下地にビスでしっかり固定するタイプ。
耐久性が高く、最も一般的で安全性が高い。
木製や樹脂、金属製など多様な素材があります。

② L字型・I字型手摺

・I字型：移動・歩行をサポート
・L字型：立ち座りと姿勢保持に最適
特にトイレや浴室でよく採用されます。

③ 置き型

据え置きのため工事不要。
強度は低く、一時的な使用向けです。

④ 吸盤式

浴室などで利用されることがありますが、
壁面の状態次第で外れる可能性があるため、補助的な役割に限られます。

手摺設置工事の流れ

①現地調査
→ 使う方の身体状況・動線を確認

②設置高さ・位置決め
→ 身長や癖に合わせて検討
→ 目安は 75〜85cm

③下地確認
→ 柱や間柱がなければ補強板を追加

④施工
→ ビス固定、洗面所・浴室は防錆部材を使用

⑤完成確認
→ 握り心地や高さをチェック

手摺工事は、使う人に合わせた設置位置が非常に重要です。

費用の目安

廊下

・15,000〜35,000円
・直線手摺（約60〜120cm）が一般的
・下地補強が必要な場合は追加費用

玄関

・20,000〜40,000円
・靴の脱ぎ履き、段差昇降の補助
・縦手摺＋横手摺を組み合わせるケースも多い

階段

・25,000〜60,000円
・長さ・階段形状（曲がり階段など）で変動幅大
・連続手摺が望ましいため費用が上がる傾向

トイレ

・15,000〜35,000円
・L字タイプが多く、立ち座りの補助に最適

浴室

・15,000〜35,000円
・防水仕様・ステンレス素材が一般的
・水回りのため素材選びが重要

脱衣所

・15,000〜30,000円
・移動・立ち座りの補助

玄関アプローチ（屋外）

・30,000〜80,000円
・屋外仕様

コンクリート基礎や柱の本数で大きく変動

下地補強（オプション）

・5,000〜20,000円
・壁に下地がない場合に必要
・壁補強板を設置してビス固定

※上記記載の金額はあくまで目安ですので、業者によって異なる場合がございます。

介護保険を利用した場合

要支援・要介護の認定を受けている場合、住宅改修費（上限20万円）が利用できます。
1〜3割の自己負担で施工が可能。
ただし、工事前の申請が必要なので注意。

申請手順の一例

1.ケアマネに相談
2.住宅改修の理由書作成
3.事前申請
4.工事
5.完了後の領収書提出

手摺設置で起こりがちな失敗

● 自分で設置して強度不足
→ 事故につながる危険

● 高さが合わず使いづらい
→ 利用者に合わせることが大切

● 下地が無く、すぐ緩む
→ 補強板を入れて対応

● 金属が錆びて劣化
→ 浴室はステンレス製がベスト

→ DIYよりプロ施工が安全

プロが設計で重視するポイント

✅ 利用者の身長・状態
✅ 動線の確認
✅ 握りやすさ（直径34〜40mm）
✅ 壁の強度
✅ 扉と干渉しないか
✅ 将来の介護度を考慮

単なる棒ではなく、生活動作の設計が最重要です。

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最後までお読みいただきありがとうございました。大阪で外壁塗装するならお気軽にラディエントにお問い合わせ下さい。戸建ての他にもマンション、ビル、店舗、工場にも幅広く対応しております。

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