内窓は気密性能が本体性能を上回って重要
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皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
~U値だけ見ても寒い理由/対流を止めるのが勝ち~
Contents
なぜ気密が効くのか(物理の要点)
・窓の断熱=「伝導」を弱めるための仕組み(Low-E・中空層・ガス)ですが、すき間風(対流・漏気)があると、
室内の暖気が中間層やサッシまわりをぐるっと循環→ 冷気が降下→ 体感温度が大きく下がります。
・体感は表面温度で決まる部分が大きい。漏気はガラスや枠の表面温度を下げるため、U値のカタログ性能が“机上の空論”化しやすい。
・小部屋の例:床10㎡×天井高2.4m=容積24m³、室内20℃・外0℃
漏気が0.7回/h → 0.1回/hに減ると、0.6回/h分の熱ロスが減少。
おおよそ 0.34 × 0.6 × 24 × 20 ≒ 98W の損失低減=常時100W弱のヒーター分の効果。
👉 “すき間を1つ潰す”が電気ストーブ1台分に匹敵することもある。
結論: 伝導(U値)より“対流(漏気)”のほうが体感に直撃。
同じ内窓でも、気密が高い施工ほど「暖かさ」が段違いです。
どこで気密が落ちるの?(典型箇所)
・既存枠のねじれ台形:上下左右であたりが変わり、引き違いの召し合わせが甘い。
・ふかし枠の四隅:コーキングの止端処理が甘い/バックアップ材不足でピンホール。
・窓台(下枠)と既存額縁の取り合い:微細段差→ブラシが密着しない。
・ランマ付きや段窓:継ぎ目・框接合が多く、微小漏気の総量が増える。
・レールのゴミ、毛ホコリ:気密材のあたりが弱くなる。
・クレセント(締め金具)調整不足:圧縮が足りず隙間が残る。
選定時に見るべき気密の指標・構造
・引き違いより開き系(縦すべり・内倒し)が気密有利:締め付け方向=パッキンに均一圧縮がかかるため。
・気密材(モヘア/ゴム)の二重ライン:召し合わせ、四周に連続気密ラインが引ける製品は有利。
・召し合わせの形状:フラット同士より段付き/かみ合わせが形状が有利(迷路化で漏気抵抗アップ)。
・クレセントの偏心量、調整幅:0.5~1mm単位で追い込める金具は現場適合性が高い。
・枠のたわみ許容:熱膨張に対する吸収構造(クリアランスとパッキンの両立)があると季節変動に強い。
ポイント:カタログのU値やガラス仕様だけでなく、「気密構造のつくり」を製品比較の軸に入れる。
施工で気密を作るディテール(現場手順)
A. 事前整合
①対角寸法・反りチェック:レーザー・L型定規で既存開口の四角精度を把握。
②水平・直角補正:シム(スペーサー)で下枠基準を出す。台形なら左右で量を変えて“帳尻”をとる。
B. 取付け・固定
③ふかし枠の四周“連続気密”:
・下地→バックアップ材→低収縮シーリングで二面接着を徹底。
・四隅の止端は必ず“フィニッシュ追加打ち”(ピンホール防止)。
④ビス固定の前に“仮入れ→クレセント仮調整”:
・召し合わせの当たりを確認してから本締め(先に固定すると歪みを固定化)。
C. 微調整・仕上げ
⑤ クレセント偏心:紙一枚が“抜けにくい”程度まで圧縮量を追い込む。
⑥ 召し合わせ・縦枠の“二重モヘア追加”(必要時):既存ゆがみが大きい窓に有効。
⑦ 下枠レール清掃&ドレン確認:ゴミや切粉でモヘアが浮くと気密ダダ漏れ。
⑧シーリングの“内外ダブル”(見切りで外観を保ちながら、室内側で一次気密を確保)。
検査:その場でできる“簡易気密チェック”
・紙はさみテスト:召し合わせ・四周で紙の抜け具合を比較。軽く引いて動かなければOK。
・お香・スモークペン:レール交点・四隅・クレセントまわりに煙を当て、吸い込みの有無を確認。
・レーザー温度計/サーモ画像:運転中のエアコン近傍で冷気の“筋”が見えたら漏気疑い。
・音(ホイッスル)確認:風の強い日にヒューヒュー音が出る箇所=漏気箇所。
引渡し前に“紙+煙”の2ステップをルーチン化すると、クレーム率が激減します。
「結露・カビ」を左右するのも気密
・漏気→表面温度低下→露点到達が早まる。
・気密が高いほど“冷気の降下流”が起きにくいため、窓際の足元冷え・結露筋が大幅に軽減。
・内窓の中間層へ湿気が入り込むのも“すき間”が原因。気密を詰める→中間層の乾きが安定。
“気密優先”で変わる製品・納まり選択
・開き系を優先(可能なら):上下すべり・縦すべり・内倒し。
・ランマ撤去・一枚化:ジョイント削減は漏気の総量を減らす最短ルート。
・ふかし枠+断熱材同時施工:枠まわりの熱橋と漏気を一手で抑える。
・濃色樹脂は歪みケア:夏場の反りで気密が季節変動→日射強面は淡色や庇・外付け日除けも検討。
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