外壁塗装で透けてしまう原因と防止策
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皆さんこんにちは！ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
外壁塗装をしたのに、仕上がり後に「下地がうっすら見えてしまう」「色ムラが気になる」といった現象を経験した方は少なくありません。これは業界では「透け」と呼ばれる不具合で、美観を損ねるだけでなく、施工の品質にも疑問を持たれてしまう要因となります。今回は、この輔の原因と防止策について詳しく解説します。
Contents
透けとはどんな現象か？
「透け」とは、仕上げ塗料を塗布したにもかかわらず、下地の模様や色が表面に浮かび上がって見えてしまう状態を指します。特に、淡い色で仕上げた場合に、下地の濃い色や補修跡がまだらに見えることがあります。見た目が悪くなるだけでなく、施主から「きちんと塗ってあるのか？」と不信感を抱かれる原因にもなりやすい厄介な症状です。
外壁塗装で透ける主な原因
下塗り不足・吸い込み止め不良
外壁材が劣化していると、表面がザラザラになり、塗料をスポンジのように吸い込みます。
下塗り材（シーラーやフィラー）は、この吸い込みを抑えて塗料の付着を助ける役割を担っていますが、塗布量が少なかったり、吸い込み止め効果の弱い下塗りを選んでしまうと、上塗りが均一に仕上がらず透けが発生します。
特に窯業系サイディングやALCは吸水性が高いため、下塗りを怠ると顕著に助が起きやすい素材です。
塗料の隠ぺい力不足
塗料には「隠ぺい力」という、下地を隠す力があります。
・白やアイボリーなどの淡彩色は隠ぺい力が弱い
・鮮やかな赤や黄色なども顔料の性質上、隠ぺい力が弱い
そのため、濃い下地の上に淡い仕上げ色を塗ると透けが目立つ傾向があります。
例：
・黒や茶色のサイディングを白に塗り替える場合
・補修跡（グレーのパテ）の上にクリーム色を仕上げる場合
このような場面では特に注意が必要です。
塗布量不足・塗り回数不足
メーカーの仕様では、塗料ごとに「必要な膜厚」や「推奨塗布量」が定められています。
しかし現場によっては、コスト削減や工期短縮のために塗布量を守らなかったり、本来3回塗りすべきところを2回で済ませるなどの施工不良が発生することがあります。
膜厚が不足すると、下地の色や模様が浮き出て透けの原因になります。
乾燥不良・希釈不良
塗料を必要以上に薄めたり、乾燥時間を守らずに重ね塗りすると、塗膜がきちんと形成されず、隠ぺい性能が十分に発揮されません。
特に「材料を節約するために希釈を多めにする」といった施工は、見た目だけでなく塗膜性能の低下にもつながるため注意が必要です。
実際に起こりやすい透けパターン
モルタル外壁のリシン吹付け
凹凸の影の部分が透け、まだら模様のように見える。
サイディングの濃色目地
黒や濃茶の目地ラインが透けて浮き出す。
補修跡のパテ部分
部分的に明暗の差が出てしまい、ムラっぽく仕上がる。
透けを防止するための施工ポイント
①下塗りを丁寧に行う
吸い込みが激しい場合はシーラーを2回塗布する。
②下地と仕上げ色のコントラストを考慮する
白やクリーム仕上げなら、白系サーフェーサーで下地を整える。
③塗布量・回数を厳守する
メーカー仕様を確認し、塗布量を守る。見積時に塗布量の明記をチェック。
④補修跡には部分的に厚めの下塗り
パテ透けを防ぐため、部分補修にも下塗りをしっかり。
⑤適切な気象条件で施工する
高湿度や低温時の施工は乾燥不良を招きやすいので避ける。
チェックリスト：透けを防ぐための確認項目
・□下塗りは十分な量を塗布しているか？
・□吸い込みが止まるまで確認したか？
・□仕上げ色と下地色のコントラストを考慮しているか？
・□メーカー仕様の塗布量、回数を守っているか？
・□希釈率や乾燥時間を正しく管理しているか？
・□補修跡や目地部分に追加処理を行っているか？
まとめ
外壁塗装で透けが起こる原因は、下塗り不足・隠ぺい力不足・塗布量不足の3つが中心です。特に、下塗りをしっかり行うことと、仕上げ色の選択を誤らないことが、透けを防ぐための大きなポイントです。
塗装工事を依頼する際は、業者に「下塗りは何回行うのか」「塗布量はどの程度か」といった点を確認しておくと、仕上がりトラブルを未然に防ぐことができます。
ラディエントでは点検、診断、お見積りはすべて無料で行っています。またショールームの来店予約とお見積りでクオカード1000円分をプレゼントしています。是非お越しください！またラディエントが掲載されている外壁リフォームの教科書という本が販売されています。一冊572円で販売されていますのでこちらもよろしければご購入下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。大阪で外壁塗装するならお気軽にラディエントにお問い合わせ下さい。戸建ての他にもマンション、ビル、店舗、工場にも幅広く対応しております。
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