外壁下塗りの「吸い込み止め」性能の違いとは?
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皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
外壁塗装における「下塗り」は、仕上がりを大きく左右する非常に重要な工程です。上塗り塗料がどれだけ高性能でも、下塗りで「吸い込み止め」が適切にできていなければ、ムラや早期劣化の原因となります。
この記事では、下塗り材ごとの吸い込み止め性能の違いについて、プロの現場目線で詳しく解説します。
Contents
シーラー(Sealer)の吸い込み止め性能
シーラーは、最も一般的に使われる下塗り材で、低粘度で下地に浸透するタイプです。
・劣化した外壁表面に染み込み、粉化した部分を固める。
・上塗り塗料の密着性を高め、発色を安定させる。
ただし、シーラーは劣化が激しい下地では一度塗りでは吸い込み止めが効かないことが多く、二度塗りを必要する場合があります。特に築年数が長いサイディングやモルタルは、見た目以上に吸い込みが激しいため要注意です。
フィラー(Filler)の吸い込み止め性能
フィラーは粘度が高く、厚みを持たせて凹凸を調整できる下塗り材です。
・モルタル外壁のヘアークラックを埋める・
・ALCパネルの多孔質面を覆って吸い込みを防ぐ。
シーラーより吸い込み止めは性能は高いものの、浸透性は低いため、粉化が強い下地には向きません。見た目を整えつつ吸い込みを防ぐには有効ですが、内部まで固める力は弱いため、下地の状況を見極める必要があります。
バインダー(Binder)の吸い込み止め性能
バインダーはシーラーよりも樹脂分が多く、下地表面を強力に固める性質を持っています。
・著しくチョーキングが進んだモルタル外壁
・劣化が激しい窯業系サイディング
に使用されることが多く、非常に強力な吸い込み止め効果を発揮します。
ただし、塗布量が不足すると十分に固められず効果が落ちるため、施工者の経験や判断力が重要です。
微弾性フィラーの吸い込み止め性能
微弾性フィラーは、弾力性を持つ厚塗りタイプの下塗り材です。
・下地の動きに追従する性質があるため、クラックリストのある外壁に有効。
・多孔質下地でも吸い込みを強力にカバーできる。
しかし、厚塗りすぎると乾燥不良や塗膜の膨れにつながるリスクがあります。施工時の塗布量管理が非常に重要です。
吸い込み止め性能の序列イメージ
下塗り材ごとの「吸い込み止め性能」を強さ順に並べると、以下のようになります。
・弱→強
シーラー<フィラー<バインダー≒ 微弾性フィラー
劣化が軽度ならシーラー、重度ならバインダーやフィラーというように、下地の状況に応じて使い分けることが肝心です。
プロの現場での工夫
①チョーキングが強すぎる外壁→シーラーを2回塗布して吸い込みを完全に止める。
②スポンジのように塗料を吸う下地→バインダーで固めた後にフィラーを塗布。
③色仕上げ重視→有色シーラー使い、上塗りの発色を整える。
吸い込み止めを怠ると、上塗り塗料がどれだけ高性能でも数年でツヤ引けや剥がれが発生します。
まとめ
外壁塗装の下塗りは、単なる接着工程ではなく、吸い込みを制御して上塗りの性能を最大限に発揮させる土台作りです。
・シーラー:軽度劣化に有効、浸透型
・フィラー:中程度劣化に有効、膨形成型
・バインダー:重度劣化に有効、強力固化型
・微弾性フィラー:クラック対応、厚膜型
下塗りの選定ミスは仕上がりの寿命を数年単位で縮めるリスクがあります。現場調査で下地の状態をしっかり見極め、最適な下塗り材を選ぶことが重要です。
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