工場外壁塗装で注意すべき「熱のこもりやすさ」と塗膜膨れのリスク
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皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
工場の外壁塗装は、一般住宅と比べて規模が大きく、使用される外壁材や周辺環境も特殊です。その中でも意外と見落とされがちなのが「熱のこもりやすさ」に起因する塗膜のトラブルです。特に夏場や直射日光を多く受ける面では、外壁表面温度が想像以上に上昇し、塗膜の膨れや割れを引き起こすことがあります。本記事では、工場外壁における熱と塗膜膨れの関係、そしてそれを防ぐためのポイントについて詳しく解説します。
Contents
工場外壁は「巨大な熱受け板」
工場建築は、鉄骨造に金属パネルやALCパネルを貼った「箱型構造」が多く見られます。大きな平面を持つため、直射日光をまともに受けると、外壁全体が巨大な「熱の受け板」となります。特に南面や西面では、夏季に表面温度が60〜70℃を超えることも珍しくありません。
住宅では庇やベランダが影をつくり熱負荷を分散させるのに対し、工場は庇が少なく、また断熱材が薄いケースも多いため、熱のこもりやすさが顕著に現れます。
塗膜膨れが起こるメカニズム
塗膜膨れは、外壁表面にできた気泡や内部の水蒸気圧が原因で発生します。特に工場の外壁では以下の要因が重なりやすいのです。
・熱膨張と収縮の繰り返し
外壁材や塗膜が日中と夜間で大きく伸び縮みすることで、塗膜内部に応力が蓄積。結果的に塗膜が浮き上がります。
・内部結露や湿気の逃げ場不足
ALCや金属パネル裏面で発生した湿気が、塗膜で密閉されることで内圧が高まり、膨れとして表面に現れます。
・吸熱による急激な温度上昇
特に濃色の塗料は太陽光を吸収しやすく、表面温度が急激に上がるため膨れを助長します。
工場特有のリスク
工場では「広い面積が一斉に膨れる」という点が住宅と異なります。1〜2枚のサイディングに起こる膨れなら補修が可能ですが、数百㎡規模の外壁で膨れが起これば、補修どころか全面再塗装が必要になることもあります。また、外観が悪化するだけでなく、塗膜の剥がれが進行すれば素地が露出し、錆や劣化の進行が一気に加速してしまいます。
防止のための対策
工場外壁における塗膜膨れを防ぐには、計画段階からの配慮が不可欠です。
・遮熱塗料を採用する
表面温度を10〜15℃程度下げられるケースがあり、熱膨張や膨れリスクを抑えます。
・通気層の確保や換気設計
金属サイディングなどは裏面に通気層を設けることで湿気滞留を防ぎます。
・下地処理で湿気を閉じ込めない
旧塗膜の剥離や下地調整を適切に行い、素地に水分を残さないことが重要です。
・色選びの工夫
どうしても濃色を使用する場合は、耐熱性・耐候性の高いフッ素や無機塗料を採用することで膨れを軽減できます。
チェックリスト
□外壁の表面温度を事前に計測したか?
□遮熱塗料や濃色回避などの仕様検討をしたか?
□下地の湿気を除去してから塗装したか?
□通気や排湿を考慮した工法を採用したか?
まとめ
工場外壁塗装で起こりやすい「塗膜膨れ」は、単なる施工不良ではなく、建物の熱環境に由来する構造的な問題である場合が多いです。特に工場は住宅と比べて熱がこもりやすく、その影響が大規模に現れます。したがって、遮熱性・通気性・下地処理といった多角的な対策を講じることが、工場外壁塗装を長持ちさせる秘訣と言えるでしょう。
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