フレームのたわみが張り替え後の寿命を左右する理由
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皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
網戸張替工事というと、「古い網を新しいものに交換するだけ」と思われがちですが、実はフレーム(アルミ枠)の状態が仕上がりや耐久性を大きく左右します。
特に、長年使用してきた網戸では**フレームの“たわみ”や“ねじれ”**が起きているケースが多く、これを見落としたまま張替えを行うと、施工後すぐに不具合が発生することがあります。
今回は、フレームのたわみが網戸張替え後の寿命に与える影響と、現場での具体的な対策について詳しく解説します。
Contents
フレームがたわむ主な原因
網戸のフレームは軽量なアルミ製が多いですが、長年の使用や環境要因によって徐々に変形していきます。
特に以下のような要因で“たわみ”が進行します。
(1) 紫外線による劣化
直射日光を長年浴びると、アルミ枠は膨張と収縮を繰り返します。
この微妙な動きが長期的に積み重なり、形状の歪みやねじれを引き起こします。
(2) 強風や衝撃による負荷
バルコニーやベランダに面した大型網戸は、台風や強風のたびにフレームに大きな力がかかります。
これが繰り返されることで、枠が少しずつ変形しやすくなります。
(3) 重量バランスの変化
最近では防犯対策やペット対応のためにステンレス製や厚手の高耐久網を採用するケースが増えています。
しかし、軽量なアルミ枠に重い網を取り付けると、その重さでフレームがたわみやすくなります。
(4) 長年の開閉による摩耗
特に高さ180cmを超える大型掃き出し窓用網戸は、日常的な開閉でフレームにストレスがかかりやすく、10〜15年経過すると枠の歪みが顕著になることがあります。
フレームたわみを放置すると起きるトラブル
フレームのたわみやねじれを見落としたまま網戸だけ張り替えると、以下のような問題が発生する可能性があります。
網がたるむ・波打つ
網はピンと張って施工しても、フレーム自体が歪んでいると部分的にテンションがかからない箇所が出てきます。
・新しいはずの網がすぐにシワになる
・強風時に“バタつき”が発生
・見た目が悪く、再張替えが必要になることも
スライドが引っ掛かる
網戸はレール上でスムーズに動くことが大切ですが、フレームがたわんでいると網戸全体が傾き、動きが悪くなります。
・網戸が最後まで閉まらない
・レールとの接触が偏り、摩耗が進む
・開閉時に“ガタつき音”が発生
網が外れやすくなる
フレームがねじれていると、網を押さえるゴムビートの圧力が均一にならず、部分的に固定が甘くなります。
・強風で網が一部外れる
・張替え後数年で再施工が必要になる
・ペットや小さなお子さんがいる家庭では特に危険
張替え前に行うべき“フレーム診断”
網戸張替工事で失敗を防ぐためには、施工前にフレームの状態を確認することが重要です。
プロの職人は次のような診断を行います。
チェックポイント
・対角寸法を測定
2つの対角線の長さが3mm以上違えば、ひし形に変形している可能性大。
・水平器で垂直・水平を確認
上枠と下枠で2mm以上のズレがあると、動きが悪くなる。
・フレームのねじれテスト
両端を軽く押してみて、柔らかく変形する場合は強度不足。
このチェックで問題が見つかった場合は、網だけ交換するよりフレームごと交換したほうが結果的に長持ちします。
プロが実践する「たわみ対策」
職人は網戸張替え時に、フレームたわみを考慮した施工を行います。
① 補強バーの追加でフレーム強度を高める
大型の掃き出し窓用網戸(高さ180cm以上)の場合、フレームが自重や網のテンションに耐えきれず、中央部分が“内側にたわむ”ことがあります。
このときプロは、補強バー(中桟)を追加してフレームを補強します。
◆効果
補強バーを中央や上下に取り付けることで、フレーム全体の剛性が高まり、網のテンションが均一に保たれます。
◆ポイント
既存フレームに合うアルミ製の軽量補強バーを選び、見た目に影響を与えないよう配慮します。
◆施工目安
高さ180cm以上、幅90cm以上の大型網戸は補強バー設置を検討すると安心です。
② 網の張り方を工夫して“波打ち”を防ぐ
フレームが完全にまっすぐでない場合、網を通常通りピンと張ると、部分的にテンションが強すぎたり弱すぎたりして、仕上がりが美しくなりません。
そのためプロは、網の張り方を工夫して、フレームの歪みに合わせた“均等な張り”を実現します。
・対角線を意識して引っ張る
網を長辺と短辺で交互に少しずつ引っ張り、対角線上でバランスをとることで、歪みを吸収します。
・ゴムビートの入れ方を調整
一般的には「長辺→短辺」の順でビートを入れると、テンションが安定しやすいです。
・最終仕上げに熱を加える
工事用の熱風機で網を軽く温めると、素材が自然に収縮してたるみが取れます。
この方法により、たわんだフレームでも波打ちを最小限に抑えられます。
③ ビートサイズを最適化して固定力を強化
網を固定するゴムビート(押さえゴム)は、フレームのたわみや変形に大きく影響します。
フレームが歪んでいる場合、標準サイズのビートでは固定力が弱く、時間が経つと網が浮く・外れる原因になります。
◆プロの工夫
たわみが大きい部分には、通常より0.5〜1mm太いビートを使い、固定力を強化します。
◆素材の選び方
長持ちさせたい場合は、耐候性に優れたEPDMゴムを選ぶと効果的です。
◆重要なポイント
ビートの太さが合わないと、網のテンションが偏り、逆に波打ちの原因になるため、フレームごとに適切なサイズを見極める必要があり
ます。
④ 網の重量を考慮してフレーム負担を軽減
近年は、防犯性やペット対策のためにステンレス製やペット用高強度網を採用するケースが増えています。
しかし、網の重量が増えると、フレームへの負担も大きくなり、たわみが進行する恐れがあります。
・素材選びのポイント
フレームが軽量タイプなら、ポリエステルやグラスファイバーなど軽量素材の網を選ぶと安心です。
・重量対策の施工方法
強度不足が懸念される場合は、補強バーを追加するか、フレームそのものを厚みのあるタイプに交換するのがベストです。
・現場判断
ステンレス網を希望する場合は、施工前に必ずフレーム強度を測定し、耐えられるかどうかを確認します。
まとめ
網戸張替工事は「網を新しくする」ではなく、フレームのたわみやねじれを見極めることが耐久性の鍵です。
特に、大型網戸や設置から20年以上経過している古い網戸は、張り替え前に必ずフレーム状態をチェックする必要があります。
・フレームが歪んだまま→網がすぐたるむ
・ねじれを無視→スライドが引っ掛かる
・固定力不足→網が外れやすい
この3つを避けるためには、張り替え前の診断+適切な補強施工が欠かせません。
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