屋根葺き替え時の盲点:葺き土と断熱材の残置リスク
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皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
屋根の葺き替え工事では、屋根材を新しくすることばかり意識が向きがちですが、実は既存屋根の内部に残された「葺き土」や「古い断熱材」が、工事後に大きなトラブルを招くことがあります。
特に築30年以上の瓦屋根からガルバリウム鋼板やスレートに葺き替える場合、見えない部分での湿気・カビ・腐朽のリスクを見落としやすいため、注意が必要です。
Contents
葺き土が残ると起きる「結露リスク」
昔ながらの瓦屋根では、瓦の下に「葺き土(ふきつち)」が敷かれているケースが多くあります。
この葺き土を撤去せずに新しい屋根材をかぶせると、内部で結露が発生しやすくなります。
葺き土が問題になる理由
・吸水性が高い
葺き土は湿気を吸いやすく、一度濡れるとなかなか乾かない
・内部で結露が起きやすい
新しい防水シートとの温度差で湿気がたまり、結露水が発生
・下地材の腐朽につながる
放置すると野地板や垂木がカビで劣化→数年で屋根下地が弱る危険性
現場で多い失敗例
「葺き土を撤去せずに合板を張って葺き替え→数年後に内部結露→下地腐朽」
築古住宅では、工事前に必ず葺き土の有無を確認し、必要なら完全撤去することが理想です。
古い断熱材を残すと「カビ・臭い」の原因になる
屋根裏には断熱材(グラスウール・ロックウールなど)が入っていることがありますが、築年数が古い家ではこれが湿気で劣化しているケースが多く見られます。
古い断熱材に潜むリスク
・湿気で黒カビが繁殖
天井裏の湿度が高い場合、断熱材がカビだらけになっていることも
・断熱性能の低下
湿気を含んだグラスウールは断熱効果が大きく低下
・悪臭の原因
カビ臭・土臭さが屋内に侵入し、室内環境が悪化することもある
適切な対処法
・古い断熱材は原則撤去し、新しい断熱材に入れ替える
・断熱材の素材も調湿性能が高いセルロースファイバーや発泡系断熱材を検討すると良い
・小屋裏換気を強化して湿気をためない構造にする
葺き替え時に同時対応すべきポイント
屋根葺き替え工事のタイミングは、内部構造を一新する絶好の機会です。
葺き土や断熱材の処理とあわせて、以下の対策も同時に行うと長期的な安心につながります。
・野地板の腐朽チェック
→含水率20%以上なら交換が必要
・防水シート(ルーフィング)の高耐久品採用
→改質アスファルトや透湿防水シートが理想
・小屋裏換気の改善
→換気棟+軒天換気で湿気対策
まとめ
葺き替え工事では、見た目だけでなく内部の環境改善がとても大切です。
特に、以下の2点は軽視すると後々大きなトラブルにつながります。
・葺き土を残すと結露、腐朽のリスクが高まる
・古い断熱材を放置するとカビ、臭い、断熱性能低下の原因になる
葺き替え工事をする際は、内部解体→撤去→換気・断熱の見直しまでセットで考えると、「屋根の寿命+住まいの快適性」を同時に向上させられます。
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