防水層の寿命を大きく変える!屋上防水「ドレン周り施工」の重要ポイント
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皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
屋上防水工事において、最も雨漏りリスクが高いのが「ドレン周り」です。
ドレンとは、屋上やバルコニーの床面に設けられた排水口のこと。
ここは常に雨水が集まる場所で、施工精度やメンテナンス次第で、防水層の寿命が10年以上変わることもあります。
この記事では、現場で見落とされがちなマイナーな施工知識を、プロの視点で詳しく解説します。
Contents
ドレン周りは防水層の「弱点」
屋上の防水工事で雨漏りが発生する箇所を調べると、約4割がドレン周辺です。
その理由はシンプルで、水が集中する場所だからです。
さらに、ドレンは落ち葉や砂、鳥の羽などのゴミが溜まりやすく、排水不良が起きると水が滞留し、防水層に大きな負担をかけます。
ドレン周りでよくあるトラブル
・ドレン金物のサビ、腐食→水漏れや剥離の原因
・防水層の浮きやひび割れ→プライマー不足や段差処理の不備
・排水ホースの詰まり→雨水が逆流して防水層を傷める
・施工時の密着不良→プライマーの塗り残しや接着不良
ドレン周りの施工精度が低いと、施工後わずか数年で雨漏りが発生することもあります。
施工前に必ず行うべき「下地処理」
ドレン周りの施工で最も多い失敗は、下地処理不足です。
既存防水層を改修する場合、ドレン内部や周辺に汚れやサビが残っていると、防水層がしっかり接着せず、早期剥離の原因になります。
下地処理の重要チェックポイント
・ドレン金物のサビ除去
ワイヤーブラシやケレンで徹底的に削り落とす
・既存防水層端部の段差処理
新旧防水層の境目を平滑に整える
・プライマーの塗布漏れ防止
特にドレン内部は、塗り残しがないように要注意
✅ワンポイント
既存ドレン金物が激しく腐食している場合は、改修用ドレンの導入が理想です。
耐久性を高める「改修用ドレン」の活用
近年の防水工事では、既存のドレンをそのまま使うよりも、改修用ドレンを使用するのが一般的です。
改修用ドレンは、既存ドレンの内側に差し込むタイプで、新たな排水経路を作り直すことで雨漏りリスクを大幅に減らします。
改修用ドレンのメリット
・サビ、腐食の影響を受けにくい
・防水層との接着性が高い
・施工後の点検、清掃が容易
・ウレタン防水、シート防水どちらにも対応可能
「既存ドレンは残すけど、性能は新品同様にする」ことができるため、長寿命化を狙う現場では必須アイテムです。
「二重防水」でトラブルを防ぐ
ドレン周りは、一次防水(防水層)だけでは心配なことがあります。
そこで、二重防水を意識した施工が重要です。
補強クロスで「二層構造」を作る
ドレン周囲は伸縮が大きく、防水層が割れやすい部分です。
防水材の間に補強クロスを1枚挟むことで、強度と密着性が向上します。
✅ポイント
・防水材→補強クロス→防水材の順で施工
・クロスはシワなく貼り、段差が出ないように注意
・メーカー推奨のドレン専用クロスが最適
ウレタン防水は「一体塗り」でシームレス施工
ウレタン防水では、ドレン内部まで防水材を一体で塗り込むと効果的です。
継ぎ目がなくなるため、漏水リスクを大幅に低減できます。
✅ポイント
・ドレン内部まで連続して塗布
・通常より厚めに塗って耐久性を確保
・プライマーは金属対応タイプを使用
シート防水は「ドレンカバー+熱融着」で強固に
シート防水では、改修用ドレンカバー+熱融着が理想です。
シートとドレンを一体化させることで、強い防水性を実現できます。
✅ポイント
・改修用ドレンを取り付けたうえでシートを差し込み
・熱風でシートとドレンを融着
・融着後はシーリングで隙間を補強
改修用ドレンを併用するとさらに安心
既存ドレンが劣化している場合は、改修用ドレンを使うと長寿命化につながります。
新たな排水経路を確保でき、防水層との密着性も高まります。
施工後のメンテナンスで寿命が変わる
ドレン周りは施工時の精度も大切ですが、施工後のメンテナンス次第で寿命が大きく変わります。
点検・清掃のチェックポイント
・排水口のゴミ詰まり除去→葉っぱや砂を定期的に清掃
・ドレンカバーの固定状態→緩みがあると逆流の原因に
・シーリングの劣化確認→2~3年ごとの点検が理想
・改修用ドレン固定チェック→緩みがあると水が滞留する
特に落ち葉が多い環境では、半年に一度の定期清掃が望ましいです。
まとめ
屋上防水の耐久性を長持ちさせるためには、ドレン周りの施工精度とメンテナンスが最重要です。
・施工前は下地処理を徹底する
・改修用ドレンを活用して耐久性をアップ
・二重防水で劣化を最小限に
・定期点検と清掃で寿命を延ばす
これらを意識することで、防水層の寿命は10年以上変わる可能性があります。
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