屋根の漆喰だけ補修が逆効果になる意外な理由
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皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
~その補修、本当に意味ありますか?~
屋根の点検や訪問販売で「漆喰が崩れてきていますね。今のうちに補修しておいたほうがいいですよ」と言われたことがある方も多いかもしれません。確かに、棟の部分にある白い漆喰がひび割れたり、剥がれて落ちていたりすると、「雨漏りになる前に直さなきゃ!」と思うのは当然です。
しかし、ここで注意したいのが、**“漆喰だけを上から塗るだけの補修”**です。
実はこの方法、一見きれいに見えるものの、長期的に見るとむしろ劣化を早めることもあるという、意外な落とし穴があるのです。
今回は、屋根漆喰の補修でよく見られる“上塗り施工”がなぜ問題になるのか、その理由を詳しく解説していきます。
Contents
一見きれいに見えても、、、上塗りはすぐ剥がれる?
「漆喰の補修」と聞いて、どんな工事を想像しますか?
実際には、「古い漆喰をそのままにして、上から新しい漆喰を塗るだけ」という簡易的な施工が多く行われています。確かに短時間で仕上がり、見た目も白く美しくなります。
しかし、ここに見逃せない問題点があります。
漆喰は、経年によって内部に湿気をため込み、脆くなっていることがあります。そこへ何の処理もせずに新しい漆喰を上から塗ってしまうと、内部との密着性が弱く、数年のうちに再び剥がれてしまうのです。
また、古い漆喰の上に新しい漆喰を重ねると、表面と内部で収縮率や水分の動きが違い、ひび割れや浮きが発生しやすくなるという点も見逃せません。
再劣化だけじゃない!二次被害に発展するリスク
瓦の間に漆喰のかけらが落ち込み、排水を妨げる
崩れた漆喰片が瓦の隙間に詰まると、雨水の流れが滞り、逆流や滞留を引き起こすことがあります。そのまま放置すると、防水層に負荷がかかり、最終的には雨漏りにつながる恐れも。
瓦のズレや浮きを誘発し、屋根全体のバランスが崩れる
漆喰は瓦を固定し、棟を安定させる役割も担っています。そのため劣化が進むと、瓦が本来の位置からズレたり、棟全体が緩んでしまうことも。台風や地震時の耐久性が著しく低下します。
崩れた漆喰が雨どいに落下して詰まりを起こす
落下した漆喰片が雨どいに流れ込むと、集水器や縦樋で詰まりを引き起こし、オーバーフローや外壁汚れの原因になります。知らぬ間に雨水が適切に排水されなくなるリスクも。
葺き土(ふきつち)が露出・流出してしまう
漆喰が剥がれると、その下の葺き土が雨風にさらされやすくなり、水で流れて消失していくことがあります。葺き土がなくなると、瓦の固定力が弱まり、瓦落下や雨漏りの危険が高まります。
内部結露や木材腐食が進行する恐れも
漆喰の隙間から侵入した雨水が屋根内部に入り込むと、野地板や垂木などの構造材が湿気を含み腐食することもあります。最悪の場合、屋根の下地からの全面修繕が必要になるケースも。
正しい補修は「古い漆喰の撤去」から始まる
本来、屋根の漆喰補修で重要なのは、「どれだけきれいに塗れるか」ではありません。
大切なのは、「下地(旧漆喰)との一体化」です。
そのためには、まず古い漆喰をすべて手作業で撤去することが不可欠です。
撤去してみると、中の葺き土が湿っていたり、土が流れていたり、シロアリやカビの痕跡が見つかることもあります。
その上で、必要に応じて土台を補強し、乾燥させてから新しい漆喰を塗る。これが**“本当の補修工事”**なのです。
見た目だけ直すのか?それとも、10年・20年先まで安心できる屋根にするのか?
費用も工期も異なりますが、その後のトラブルや再工事のリスクを考えると、根本から直す選択が結果的にコストパフォーマンスが良いことが多いのです。
“安い・早い”には理由がある
もちろん、簡易補修にはメリットもあります。費用が抑えられ、施工も1日で完了することがほとんどです。
しかし、10年持つと思っていたのにわずか2~3年で剥がれ、結果的に再度工事が必要になるとしたら、それは本当に“安い工事”だったといえるでしょうか?
「漆喰補修一式 〇〇円」といった広告や見積書を見たときは、その工法と工程内容をしっかり確認するようにしましょう。
まとめ|“見えない劣化”が大きな被害を招くことも
漆喰の簡易補修を行っても、内部の古い漆喰がそのままではすぐに再劣化し、さまざまな二次被害につながる恐れがあります。
例えば、剥がれた漆喰片が瓦の隙間や雨どいに落ち込んで排水を妨げたり、瓦のズレ・浮きによって雨水が侵入しやすくなったりと、構造面や雨仕舞いに悪影響を及ぼすのです。
さらに、葺き土の流出や内部の木材の腐食が進めば、屋根全体の修繕が必要になる深刻なケースもあります。
見た目だけ整える補修ではなく、劣化の根本に対処する丁寧な施工こそが、屋根を長持ちさせる本当の補修といえるでしょう。
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