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通気破風板の知られざる役割とは?

豆知識

2025.08.01 (Fri) 更新


大阪の自社職人による安心・信頼の外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理、専門店ラディエントです。大阪の谷町にある空堀通商店街の入り口にショールームがあります!いつもラディエントの現場ブログご覧いただきありがとうございます♪このブログでは、外壁塗装に関する豆知識やお家まわりの情報を発信しています。ご自宅・マンション・ビルの塗り替えをお考えの方!ぜひご参考になさってください!

皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。

こんにちは、住宅外装のメンテナンスや設計に携わっていると、「破風板(はふいた)」といえば“屋根の端っこに付いている化粧材”というイメージがある方も多いのではないでしょうか。ですが実は、近年の住宅では、破風板が屋根裏の“通気装置”としても活躍していることをご存じでしょうか?

今回は、そんな意外と知られていない「通気破風板」の役割や仕組み、そして採用のメリットについて、現場目線でわかりやすくご紹介していきます。

「通気破風板」って何?その正体は…

通気破風板とは、屋根の側面にある破風板に、通気用のスリットや穴を設けた建材のことを指します。
通常の破風板は、風雨から垂木や屋根材の端部を守るだけの“飾り板”と思われがちですが、この通気タイプは、小屋裏の空気の流れを作り出すという重要な役割を持っています。

住宅の屋根裏空間というのは、太陽熱や室内からの湿気がこもりやすく、特に夏場は50〜60℃を超える高温状態になることも珍しくありません。
このような環境が続くと、屋根下地材や垂木が劣化したり、断熱材の性能が落ちてしまったり、最悪の場合は結露によってカビや木材の腐朽が進行することもあります。

そんなリスクを抑えるために登場したのが、この「通気破風板」なのです。

軒ゼロ住宅に最適!破風が“呼吸口”に変わる

 軒がない住宅の増加と通気の課題

近年、都市部を中心に「軒ゼロ住宅」と呼ばれる、軒の出がほとんどないシンプルなデザインの住宅が増えています。デザイン性の高さや、敷地を有効活用できる点などが評価され、特に狭小地に建つ新築住宅では多く採用されています。

しかしこの“軒がない”という設計は、屋根裏の通気という点では大きな課題を抱えることになります。
従来の住宅では、屋根の軒裏に設けた「軒天換気口」から空気を取り入れ、棟換気口や妻換気から排出するという“自然換気の流れ”が一般的でした。
軒ゼロ住宅では、そもそもその軒天自体がないため、従来の吸気経路が確保できないのです。

破風に通気機能を持たせるという発想

この課題に対して考えられたのが、「破風板に通気機能を持たせる」という新たな発想です。
屋根の側面(けらば)に設置される破風板に、スリットやパンチング加工を施し、空気を取り入れる吸気口として活用することで、軒天がない家でも屋根裏換気が可能になります。

これにより、軒ゼロ住宅であっても屋根裏の湿気や熱気をスムーズに排出でき、結露の発生や木材の腐朽を防ぐことができるようになります。

また、破風板の位置は住宅の意匠を大きく損なわないため、外観をすっきりと保ちつつ、機能的な通気を実現できるのも大きなメリットです。

 現代住宅における“通気デザイン”の進化

このように、通気破風板は従来の「飾り材」としての破風から、「機能材」へと進化しています。
軒ゼロ住宅のようなシンプルな現代住宅では、外観の美しさと建物の性能の両立が求められます。その中で、破風という限られたスペースを「呼吸口」として活用する工夫は、建築における柔軟な設計力と技術の進歩を感じさせます。

デザインと性能の“両立”を支える隠れた部材

軒ゼロ住宅においては、外から見える部分が非常に限られるため、通気の取り方が難しく、性能を落とさずに美しさを保つ設計が求められます。
その中で、通気破風板はまさに“名脇役”のような存在です。
外観上はごく普通の破風板に見えつつ、内部ではしっかりと屋根裏に新鮮な空気を取り入れ、構造材を湿気や熱から守る大切な役割を担っているのです。

設計と施工で気をつけるポイント

通気破風板を導入する際には、単に「穴を開ければいい」というわけではありません。以下のような設計上・施工上の注意点があります。

通気ルートの確保

破風のスリットから取り込んだ空気が、小屋裏全体にしっかり流れるように構造を設計する必要があります。垂木の間を空けたり、通気層を確保したりと、屋根全体で“風の道”を意識した構造にすることが重要です。

防虫・防水処理

通気穴はそのまま外気と接しているため、虫や雨水の侵入リスクがあります。パンチングメタルや防虫ネット、あるいは防風板を組み合わせて、見た目を損なわずに保護する設計が求められます。

 通気と排気のバランス

通気破風だけで空気を“入れる”だけでは、空気は流れません。屋根の上部には排気口(棟換気など)を設けて、上昇気流による自然換気を作り出すことが大切です。
吸気:排気=1:1〜1:1.5が理想とされています。

通気破風板を使うメリットとは?

破風板に通気機能を持たせた「通気破風板」は、見た目では違いがわかりにくいものの、屋根構造の耐久性や住宅の快適性に大きく貢献します。ここでは、その具体的なメリットを一つひとつ詳しくご紹介します。

デザイン性を損なわない

通気破風板の最大の特長のひとつは、外観の美しさを保ちながら通気ができるという点です。
従来の屋根裏換気では、軒天にパンチング換気口やスリットを取り付けることが一般的でしたが、これが外観のアクセントや連続性を損ねる場合があります。

一方、通気破風板は破風の裏側や下端など目立ちにくい場所に通気口が設けられているため、意匠性を重視した住宅設計でも違和感が出にくく、シンプルな外観をキープできます。
特にデザイン住宅や軒ゼロ住宅との相性は抜群で、建築美を損ねずに機能性を組み込める高く評価されています。

軒ゼロ住宅でも通気が可能

都市部では人気の「軒ゼロ住宅」は、軒が短い・またはほとんど出ていない設計が特徴です。この場合、従来のように軒裏に換気口を設けるスペースがなくなるため、屋根裏の吸気口の確保が難しくなるという課題が生じます。

このような住宅において、通気破風板は非常に有効な手段です。破風部に通気口を設けることで、軒裏に代わる吸気経路を確保でき、小屋裏の熱や湿気のこもりを防ぐことができます。

つまり、通気破風板は軒ゼロ設計を成立させるための縁の下の力持ちとして活躍しているのです。

屋根裏の結露・熱気対策に有効

小屋裏は、特に夏場において50~60℃になる高温環境になることがあり、また冬には温かい空気と外気温の差によって結露が発生するリスクも高くなります。
このような状態が続くと、屋根下地材や構造材の劣化、カビの繁殖、断熱材の性能低下など、さまざまなトラブルの原因となります。

通気破風板を設けて屋根裏の空気を循環させることで、内部の温度や湿度を一定に保ち、建物の耐久性を向上させる効果が期待できます。
特に高気密・高断熱住宅では「通気計画」が建物性能を左右する重要なポイントとなるため、破風からの吸気もその一翼を担う役割として非常に重要です。

狭小地や密集地でも換気手段として有効

住宅が密集する地域では、建物と建物の感覚が狭く、軒を大きく出せなかったり、側面に換気口を設けにくい場合があります。こうした狭小地では、通気経路の選択肢が限られるため、通気不足による屋根裏のトラブルが起こりがちです。

通気破風板は、限られたスペースの中でも設置が可能な省スペース型の換気装置とも言えます。
屋根の形状や外壁との接合部を工夫すれば、外からは見えない形で効率的に空気を取り入れることができるため、都市型住宅にも非常にマッチする仕様です。

まとめ:「隠れた通気口」が屋根を長持ちさせる

通気破風板は、一見するとただの破風と見分けがつかないことも多く、住宅オーナーにとっては「え?ここにも通気があるのか?」と驚かれることがよくあります。
しかし、その小さな「隠れ通気口」が、屋根裏の快適性や建物全体の寿命を左右する重要な役割を担っているのです。

設計時やリフォーム時に「軒裏換気が取れない」「外観はスッキリさせたい」といった要望がある場合には、ぜひこの通気破風板の選択肢も検討してみてください。
見えないところにこそ、本当に家を守る技術が詰まっている。そんな一例です。

ラディエントでは点検、診断、お見積りはすべて無料で行っています。またショールームの来店予約とお見積りでクオカード1000円分をプレゼントしています。是非お越しください!またラディエントが掲載されている外壁リフォームの教科書という本が販売されています。一冊572円で販売されていますのでこちらもよろしければご購入下さい。

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