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屋根塗装で下塗り材を間違えると剥がれの

屋根塗装豆知識

2025.08.10 (Sun) 更新


大阪の自社職人による安心・信頼の外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理、専門店ラディエントです。大阪の谷町にある空堀通商店街の入り口にショールームがあります!いつもラディエントの現場ブログご覧いただきありがとうございます♪このブログでは、外壁塗装に関する豆知識やお家まわりの情報を発信しています。ご自宅・マンション・ビルの塗り替えをお考えの方!ぜひご参考になさってください!

皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。

〜屋根の命運を分ける、下塗り選定のプロ知識〜

屋根塗装というと、つい「色や仕上がり」に目が行きがちですが、実は塗装の耐久性を大きく左右するのは下塗り材の選び方です。
この「下塗り」が間違っていると、せっかく塗った屋根が数年でペリペリと剥がれてしまう…そんな最悪の結果にもなりかねません。

今回はあまり知られていないけれど、プロの現場では常識となっている「下塗り材選定ミスによる剥がれ」について、詳しく解説していきます。

下塗り材の役割とは?-塗料の接着剤的存在

まず大前提として、屋根塗装における「下塗り材」とは、上塗り塗料が屋根材にしっかり密着するように**“のり代”を作る役割**を持っています。

この下塗り材がなければ、塗料は屋根材にくっつかず、ただ表面に乗っかっているだけ。
ちょっとした気温変化や雨風の刺激で、簡単に浮き・剥がれ・めくれといったトラブルが起きてしまいます。

特に近年では、さまざまな素材の屋根が増えており、素材ごとに求められる下塗りの性能も変化しています。

【事例】選定ミスが招く塗膜剥がれの悲劇

事例①:ガルバリウム屋根に水性シーラーを使用→全面剥離

◆状況

築9年の住宅。ガルバリウム鋼板製の金属屋根に塗装を実施。
施主様のご希望でシャネツ塗料を使用することになり、塗装業者が選んだ下塗りは水性シーラーでした。

施工後は一見問題なく仕上がったものの、1年後の台風後に塗膜が大規模にめくれ上がるトラブルが発生。
点検したところ、塗膜はベロッと屋根材から剥離していました。

◆原因と分析

金属屋根は表面が非常に滑らかで、一般的な水性シーラーでは密着力が足りないことが多くあります。
この現場では金属用のエポキシ系プライマーが必要でしたが、それを選定せず、スレート屋根と同じ感覚で施工してしまったことが原因でした。

“素材の違い”を軽視した判断ミスによって、全面剥離という結果に…。

事例②:モニエル瓦に通常のシーラーを使用→塗装全体が浮き上がる

◆状況

築15年の洋風住宅。屋根材はモニエル瓦で、塗装歴は一度もなし。
施工業者は通常のスレート屋根と同様にシーラーを下塗りに使用し、仕上げ塗装を2回重ねて完成。

しかし、半年後から広範囲に塗膜の浮きが発生。
最終的には、屋根全体が再塗装になる結果に。

◆原因と分析

モニエル瓦は表面に「スラリー層」と呼ばれる粉状の脆弱層が存在します。
これをケレンや高圧洗浄で完全に除去したうえで、スラリー強化プライマーを使う必要がありました。

しかし、業者はこの特性を理解せず、スラリー層の上から直接塗装してしまったため、下地ごと塗膜が剥がれてしまったのです。

→ 「モニエル瓦=特殊処理が必要」という知識不足が原因。

事例③:劣化が激しいスレート屋根にフィラー不使用→ムラ・早期剥がれ

◆状況

築20年のスレート屋根。表面はかなり風化し、白く粉を吹いている状態。
業者は下塗りにシーラーを1回塗って仕上げたが、半年ほどで塗膜にひび割れや色ムラが見られるように。

施主が心配して点検を依頼したところ、塗膜が薄く脆い状態で、一部では剥がれ始めていた。

◆ 原因と分析

このような劣化が進んだスレート屋根では、浸透性のあるシーラーだけでなく、厚膜のフィラーで凹凸や小さなクラックを埋める必要があります。

また、吸い込みが激しい場合は下塗りを2回以上行うのが基本。
この現場では、見た目だけで下地処理の重要性を見誤り、下塗り不足が直接の原因になりました。

→ 「下塗りは1回で十分」という思い込みが招いた施工不良。

屋根材によって相性の良い下塗りは異なる!

塗料には相性があり、どの屋根材にも万能に使える下塗り材というものは存在しません。
屋根材の素材・吸水性・表面状態などによって、適した下塗り材は異なります。

スレート屋根(コロニアル・カラーベストなど)

・吸水性が高く、経年劣化で表面がボロボロになっているケースが多い

・浸透性の高い「シーラー」や、微細なひび割れを埋める「フィラー」が有効

・表面に粉が吹いたようなチョーキングがあれば、2回下塗りが必要

金属屋根(ガルバリウム鋼板・トタンなど)

・表面がツルツルしており、密着力が非常に重要

・「エポキシ系プライマー」など金属専用の下塗りが必要

・一般的な水性シーラーを使うと、塗料を弾いて密着しない

モニエル瓦

・表面に「スラリー層」と呼ばれる特殊な粉層があり、これを除去しないと絶対に密着しない

・専用のスラリー強化プライマーが必要

・旧塗膜が残っていると、すべての塗装が浮いてしまう

プロはここを見る!下塗り選定時のチェックポイント

① 屋根材の素材を正確に見極める

まず最も重要なのが、「屋根材の種類を正確に把握すること」です。
スレート屋根、金属屋根、モニエル瓦、アスファルトシングルなど、屋根材にはさまざまな種類がありますが、それぞれ表面の性質や塗料の密着力がまったく異なります。

見た目が似ていても、素材によって使う下塗り材は大きく異なるため、プロは屋根材の刻印・音・断面などから正確に判断を行います。

② 表面の劣化状態を観察(吸い込み・チョーキング)

屋根の劣化が進んでいると、表面が粉を吹いたように白くなっていたり、雨染みやコケの発生が見られたりします。
このような状態は、塗料の吸い込みが激しくなるサインであり、通常の下塗り1回では不十分な可能性が高いのです。

プロは手で触ってチョーキングを確認し、吸水性の高い屋根にはシーラーを2回塗る、もしくはフィラーを併用するなど、塗布回数と材料を調整します。

③ 既存塗膜の有無と種類を確認

一度でも塗装されている屋根には、「旧塗膜」が残っている可能性があります。
その旧塗膜がどんな種類の塗料だったのか、水性か溶剤か、あるいは密着性が弱っていないかなどを確認することが欠かせません。

旧塗膜に適さない下塗りを使ってしまうと、新しい塗膜が旧塗膜ごと剥がれる危険があります。
プロは目視・手触り・塗膜の硬さなどを総合的に見て、適した下塗りを選びます。

④ 上塗り塗料との相性を考慮する

下塗り材と上塗り塗料は、基本的に同一メーカーでセットになっている組み合わせがベストです。
異なるメーカー同士を組み合わせたり、機能性塗料(遮熱塗料・断熱塗料など)を使う場合には、特に相性に注意が必要です。

たとえば、遮熱塗料は下塗りの色や反射性能にも影響を受けるため、メーカーが推奨する専用のプライマーを使う必要があります。
プロは必ず「塗料セットの仕様書(適合表)」を確認し、トラブルのない組み合わせを選定します。

⑤ 屋根の吸水性・密着性テストを行うこともある

特に劣化の激しい現場では、実際にテストピースを使った塗料の吸い込み確認や、簡易密着テストを行うこともあります。
これは「見た目」だけでは判断できない密着性を、事前に把握するためのプロのひと工夫です。

状況に応じて、テスト後に塗料の選定を見直すこともあり、失敗を未然に防ぐ非常に重要な工程といえます。

⑥ 施工環境(気温・湿度・乾燥時間)も加味する

下塗り材は気温や湿度の影響を強く受けます。特に冬場の低温や、夏場の多湿時は乾燥が不十分になりがちで、見た目は乾いていても内部に水分が残っているケースがあります。

プロは、施工当日の天候・風通し・日射時間などを加味し、「何時間以上乾燥を空けるべきか」も判断しています。
下塗りの乾燥不足は、後の塗膜剥がれや膨れの原因になるため、非常に慎重な管理が求められます。

⑦ 塗布量と希釈率を厳守する

下塗り材には、メーカーが定めた**正しい希釈率・標準塗布量(g/m²)**があります。
これを守らずに「少しでも節約しよう」として薄く塗ってしまうと、本来の密着力や補修効果が発揮されません。

プロは、現場ごとの屋根面積・劣化状態を見たうえで、どの程度の塗布量が必要かを逆算して、無駄なく・無理なく塗装します。

まとめ:下塗り材の選定は、屋根塗装の“成否”を左右する

「見えない部分ほど大事」とよく言われますが、屋根塗装において下塗り材こそがその典型です。

下塗り材の選定を間違えると、いくら高価な上塗り塗料を使っても、数年で全てが台無しになってしまいます。

逆に、屋根材に合った下塗り材を適切に選定・施工すれば、10年以上にわたって美観と保護機能を維持できる塗膜が実現できます。

これから屋根塗装を検討される方は、ぜひ業者に「どんな下塗り材を使うのか?」を尋ねてみてください。
納得のいく答えが返ってくるかどうかが、業者選びの分かれ道にもなります。

ラディエントでは点検、診断、お見積りはすべて無料で行っています。またショールームの来店予約とお見積りでクオカード1000円分をプレゼントしています。是非お越しください!またラディエントが掲載されている外壁リフォームの教科書という本が販売されています。一冊572円で販売されていますのでこちらもよろしければご購入下さい。

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