塗らないほうが美しい?付帯部塗装の「判断力」が完成度を左右する
2025.07.27 (Sun) 更新
大阪の自社職人による安心・信頼の外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理、専門店ラディエントです。大阪の谷町にある空堀通商店街の入り口にショールームがあります!いつもラディエントの現場ブログご覧いただきありがとうございます♪このブログでは、外壁塗装に関する豆知識やお家まわりの情報を発信しています。ご自宅・マンション・ビルの塗り替えをお考えの方!ぜひご参考になさってください!
皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。
外壁塗装と聞くと、「家のすべての部分に塗料を塗るのが当たり前」と思っている方が多いかもしれません。特に付帯部(雨樋、破風板、シャッターボックス、換気フードなど)もすべてきれいに塗って、新築同様の外観を取り戻すのが理想…そう思っていませんか?
しかし、実は現場のプロたちの中では塗らないという判断こそがベストな選択になることもある**のです。
今回はその意外な理由や、塗らないほうがよいとされる部材について、詳しく解説していきます。
Contents
「全部塗れば安心」は間違い?塗らない判断が生まれる理由とは
まず大前提として知っておいていただきたいのは、付帯部には多種多様な素材が使われているということ。外壁のように「サイディング」「モルタル」などの明確な素材とは異なり、付帯部は建物の部位ごとに「鉄」「アルミ」「ステンレス」「塩ビ」「木」などバラバラです。
この中には、そもそも塗料との相性が非常に悪い素材も存在します。無理に塗装をしてもすぐに剥がれてしまい、見た目が悪くなるだけでなく、かえって建物の印象を損ねてしまうことさえあるのです。
実例で見る!塗らないほうが良い主な部材たち
アルミ製の笠木やサッシ
アルミは耐久性・防錆性に優れており、外部に露出する部材として非常に優秀な素材です。ですが、表面がツルツルで塗料が密着しにくいという特徴があります。
たとえ専用プライマーを塗っても、時間とともに塗膜が浮いて剥がれる可能性が高く、「塗ったことでかえって見た目が悪くなる」という事態にもなりかねません。
このような場合、状態が良好であれば無理に塗装せず、清掃や艶出し程度のメンテナンスに留めることが、見た目も機能も長持ちさせるコツです。
ステンレス製の換気フード
ステンレスも非常に塗装が難しい素材です。そもそも表面がサビに強く、汚れにも強いため、塗装するメリットが少ない素材です。
しかし、何も知らない業者が「とりあえず全部塗っておきますね」と塗装をしてしまうと、短期間で塗膜が剥がれてしまい、かえってチープな印象になってしまいます。
プロはこうした部材を見極め、「ここは塗らないのがベストです」とあえて塗装を避ける判断をします。
シャッターボックス(鋼板コーティング系)
シャッター本体やその収納ボックスも、塗装の可否を見極めるべき部位です。特に工場で焼き付け塗装された鋼板素材のボックスは、既存の塗膜との相性が悪く、新しい塗装が定着しづらい傾向があります。
また、シャッターは頻繁に開け閉めするため、摩擦や動作によってせっかく塗った塗料がすぐに剥がれることもよくあります。
こうした場合も、無理に塗らず、洗浄とクリーニングだけで清潔感を出すことが推奨されます。
状態が良ければ塗らないほうが美しいことも
素材本来の「美しさ」が活きている
アルミやステンレス、コーティング鋼板などの付帯部材は、出荷時に高耐久かつ美しい仕上げが施されています。表面は滑らかで、ツヤや質感も均一。そのため、状態が良好であれば無理に塗装をする必要はなく、そのままの素材感のほうが上品に見えることがあります。
塗装すると質感がチグハグになる可能性も
外壁や破風など他の部位と一緒に塗装することで、部材全体の色味を統一しようとする方も多いですが、塗装した部材のツヤ感や質感が他の素材と合わないことも少なくありません。とくに金属製の部材を塗装した場合、刷毛跡やツヤの浮き具合が目立ち、かえって不自然な印象になってしまうことがあります。
状態が良いものを塗ると逆に劣化が目立つこともある
もともと傷一つないような付帯部に加えると、わずかな刷毛ムラや色ムラがかえって目立つ場合があります。さらには、時間とともに塗膜が劣化して剥がれたときに、「塗らなければよかった」と後悔する原因になります。
素材によっては塗らない方が長持ちすることも
たとえばアルミはもともと錆に強く、紫外線にも強い素材です。そのままでも10年以上きれいな状態を保てるため、塗装による保護は必ずしも必要ではありません。むしろ、塗料が劣化して剥がれた時点で再補修が必要になるため、無塗装の方がメンテナンスの頻度が減るケースもあります。
何もしないではなく、塗らないという積極的な選択
塗らない判断というのは、決して「手を抜く」「省略する」という意味ではありません。状態が良好なものをそのまま活かすために、あえて塗らないというプロの判断であり、美観と耐久性を両立させる選択です。塗らない場合も、清掃や艶出し、必要な補修はきちんと行うのが本来のあり方です。
塗らない=何もしない、ではない!
「じゃあ塗らないなら放っておけばいいの?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
塗装をしない判断をした場合でも、プロは必ず以下のような処置を行います。
・高圧洗浄による表面の汚れ落とし
・酸化膜やホコリの除去
・必要に応じて艶出しやコーティング処理
つまり、塗装はしないけれども、しっかりと手を入れて寿命を延ばすというのが本物の職人の仕事です。
まとめ:「塗る」だけが正解じゃない。判断力が品質を左右する
付帯部塗装においては、すべてを塗れば良いというわけではありません。素材の性質や状態、建物全体の見た目とバランスを考慮し、「塗らない」という選択が最良となるケースも数多くあります。
このような判断は、マニュアルではなく現場経験に基づいたプロの知識と判断力がものを言います。
お住まいの塗装を検討される際は、見積り時に「この部分は塗らないほうがいいです」と説明してくれる業者かどうかも、信頼できる業者を見極めるポイントになるかもしれません。
ラディエントでは点検、診断、お見積りはすべて無料で行っています。またショールームの来店予約とお見積りでクオカード1000円分をプレゼントしています。是非お越しください!またラディエントが掲載されている外壁リフォームの教科書という本が販売されています。一冊572円で販売されていますのでこちらもよろしければご購入下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。大阪で外壁塗装するならお気軽にラディエントにお問い合わせ下さい。戸建ての他にもマンション、ビル、店舗、工場にも幅広く対応しております。
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