紫外線が雨樋をダメにする?見落とされがちな「脆化・変色」の真実
2025.07.26 (Sat) 更新
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~知らぬ間に進む、静かな劣化とその対策~
住宅の屋根や外壁と同じく、**雨樋(あまどい)**も日々自然の厳しい環境にさらされています。雨、風、雪…とさまざまな要因がある中で、特に注意すべきなのが「紫外線(UV)によるダメージ」です。
外から見る限り、大きな傷や変形がないと「まだ使える」と判断しがちな雨樋ですが、実は紫外線の影響によって、内部から劣化が進行しているケースも少なくありません。本記事では、紫外線によって雨樋がどのように傷み、どんな症状が現れるのか、またその対策についても詳しく解説します。
Contents
雨樋の主な素材と紫外線の関係性
現在多くの住宅に使用されている雨樋は、「硬化塩化ビニール(硬質塩ビ)」というプラスチック素材で作られています。この素材は軽量で安価、加工しやすいという大きなメリットがありますが、一方で紫外線に弱いという欠点を持っています。
紫外線は太陽光に含まれる見えない光線で、日中は常に建物に降り注いでいます。この紫外線が雨樋の表面に長期間あたることで、分子構造が破壊され、劣化が進んでいくのです。
紫外線によって起こる雨樋の3大劣化症状
①色あせ・変色
紫外線による劣化の初期症状として多く見られるのが、表面の色あせです。もともとは濃いブラウンやブラック、グレーだったはずの雨樋が、徐々にくすんだ色合いへと変化していきます。
これは、紫外線によって顔料が分解されてしまうために起こる現象で、美観の低下はもちろん、表面がダメージを受け始めている証拠でもあります。色のムラが出てきたり、ツヤがなくなってきたら要注意です。
②表面のツヤ消失と粉吹き(チョーキング)
劣化がさらに進行すると、雨樋の表面はツヤを失い、ざらざらとした質感になります。指で触ると白い粉のようなものが付く「チョーキング現象」が現れることもあります。
これは紫外線で樹脂の結合が破壊され、表面が分解されている証拠。触るだけで粉が手に付くようであれば、すでに表層の保護力が大きく失われている状態といえます。
③脆化(ぜいか)による破損リスク
さらに深刻なのが「脆化(ぜいか)」という現象です。これは雨樋の素材が紫外線の影響で内部まで劣化し、柔軟性を失ってパキッと割れやすくなる状態です。
たとえば、脚立が少し触れただけで割れてしまったり、風で木の枝が当たっただけでヒビが入ることも。特に南側や西側など、直射日光を多く浴びる面では脆化の進行が早い傾向にあります。
このような状態では、修理どころか交換対応しかできなくなるケースが多いため、早期の対応が求められます。
なぜここまで紫外線が影響を及ぼすのか?
塩ビ素材は元々、可塑剤(かそざい)という柔軟性を保つ成分が含まれています。ところが紫外線に長期間さらされることで、この可塑剤が揮発・分解され、内部の柔らかさを失ってしまうのです。
加えて、分子結合も破壊されることで、素材そのものが硬く、もろく、ひび割れやすい状態へと変化してしまいます。
つまり、見た目に大きな損傷がなくても、紫外線が原因で内部構造が破壊されている可能性があるということです。
紫外線劣化を防ぐための対策
雨樋の劣化を防ぐためには、いくつかの具体的な対策があります。
定期的な点検を行う(目安:5~10年)
紫外線による劣化は、少しずつ静かに進行していくため、目に見えるトラブルが起きる前に早期発見することが重要です。特に築5~10年を過ぎた住宅では、雨樋の色あせやツヤの消失、変形などが始まっていることが多くなります。定期的に家の外回りを見回り、雨樋にひび割れやたわみ、外れがないかをチェックしましょう。高い場所などは無理せず、年に一度のプロによる点検もおすすめです。早めの発見と対応が、後々の高額な交換工事を防ぐことにつながります。
耐候性の高い雨樋を選ぶ
新築時やリフォーム時には、できるだけ耐候性に優れた素材の雨樋を選ぶことで、紫外線による劣化リスクを大きく減らすことができます。たとえば、ガルバリウム鋼板製の雨樋は金属製で紫外線や熱に強く、長期間の使用に耐える素材です。また、近年ではUVカット機能を付加した硬質塩ビ雨樋や、フッ素樹脂コーティングされたタイプなど、耐久性の高い製品も多数登場しています。初期コストは若干上がりますが、長期的なメンテナンス費用を考えれば、コストパフォーマンスの良い選択と言えます。
再塗装による保護
既存の雨樋がまだ十分に機能している場合でも、表面に塗装を施すことで紫外線からのダメージを軽減させることができます。特に、専用のプライマーや塩ビ対応の塗料を使えば、塩ビ製の雨樋にも再塗装が可能です。紫外線カット機能を持った外装用塗料を使用することで、色あせやチョーキング現象の進行を遅らせることができます。ただし、塗装には技術と下地処理が必要なため、自己施工よりも専門業者に依頼する方が、塗膜の密着性や耐久性において安心です。
まとめ:紫外線は静かに雨樋をむしばむ
雨樋の紫外線劣化は、見た目だけでは分かりづらく、気づかぬうちに進行しているケースがほとんどです。「色が変わっただけ」と思って放置していると、突然割れる・外れる・水が漏れるといったトラブルに発展することもあります。
特に築10年を超える住宅では、一度専門業者による点検を受けることで、無駄な修理費や大がかりな交換を未然に防ぐことが可能です。
「見えない紫外線の影響」こそ、住まいを長持ちさせるための大切なチェックポイント。ぜひこの機会に、雨樋にも目を向けてみてください。
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