吸水率の違いでここまで変わる!屋根材が割れやすくなる理由とは?
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屋根材の「吸水率」によって割れやすさが変わる理由とは?
屋根材選びやメンテナンスを考える際、「耐久性」や「防水性」に目が行きがちですが、実は見逃せないのが「吸水率」という観点です。屋根材にはそれぞれ水分を吸いやすい性質とそうでない性質があり、この吸水率の違いが屋根材の寿命や割れやすさに大きく関わってくるのです。
この記事では、吸水率が高いと屋根材がなぜ割れやすくなるのか、そのメカニズムを詳しく解説していきます。
凍害による内部破損、吸水率が高い屋根材は寒冷地で注意
屋根材が雨水や湿気を吸い込むと、その内部に水分が残ります。そして気温が0℃以下に下がると、その水分は凍結して膨張します。
この「水の膨張」によって屋根材の内側から圧力がかかり、小さなひび割れや剥離を引き起こす現象が「凍害(とうがい)」です。
特にスレート屋根やセメント瓦などのセメント系の素材は吸水率が高いため、寒冷地ではこの凍害リスクが高まります。
最初はわずかなヒビでも、冬ごとに凍結と融解を繰り返すことでダメージが蓄積し、数年後には目視で確認できる大きな割れに発展するケースもあります。
凍害は屋根材の寿命を大きく縮めてしまう原因となるため、寒冷地にお住まいの方は「吸水しにくい素材選び」や「定期的な塗装による防水対策」が欠かせません。
微細なヒビに水分が入り込み、割れを促進する
屋根材は紫外線や風雨にさらされる中で、目に見えないレベルの細かなヒビ(ヘアークラック)が自然と生じます。
こうした微細な傷に水分が染み込むと、屋根材の内部に湿気が滞留し、内側から素材の強度を低下させてしまいます。
特に、スレート屋根やモニエル瓦など、表面のコーティングが劣化して吸水しやすくなった屋根材は注意が必要です。
初期の段階では目に見えないため気づきにくいですが、放置しておくと次第に素材が脆くなり、強風や歩行、落下物などちょっとした衝撃で割れやすくなってしまいます。
つまり、吸水率が高い屋根材は、たとえ寒冷地でなくても経年劣化とともに割れのリスクが高まっていくのです。
苔・藻・カビの発生が素材を弱くする原因に
吸水率が高い屋根材は、表面に水分が残りやすくなります。これは見た目だけの問題ではなく、苔や藻、カビが繁殖する温床となることにも注意が必要です。
これらの微生物は一見無害に見えても、屋根材の表面を覆い、素材を常に湿った状態に保ちます。その結果、屋根材が乾きにくくなり、表面が徐々に劣化・軟化してしまいます。
また、藻やカビの繁殖によって、表面の保護層が破壊され、吸水性がさらに高まるという悪循環も起こり得ます。これがさらに屋根材の割れやすさにつながるのです。
吸水率の高い屋根材を使っている場合は、高圧洗浄や防藻・防カビ塗料の塗布など、定期的なメンテナンスを行うことが割れの防止にもつながります。
吸水率が低い屋根材は割れにくく、長寿命
一方で、吸水率が低い屋根材には以下のような素材があります。
・金属屋根(ガルバリウム鋼板、ステンレスなど)
金属系は基本的に吸水率ゼロ。水を吸い込むことがないため、凍害や内部劣化の心配が少ないのが大きな利点です。軽量で割れにくく、耐久性にも優れています。
・陶器瓦(いぶし瓦、和瓦など)
高温で焼き固めているため、吸水率が非常に低く、水や湿気に強いのが特徴です。重さはありますが、耐用年数は50年以上にも及びます。
こうした素材を使えば、割れの心配が格段に少なくなるため、長期的に見てメンテナンスの頻度やコストも抑えやすくなります。
吸水率に注目するべきタイミングと対策
屋根材の吸水率は、設計段階や新築時だけでなく、以下のようなタイミングでも重要な判断基準になります。
・築10年以上経過しているスレート屋根のメンテナンス時
・表面塗装が剥がれてきたと感じるとき
・寒冷地で屋根のひび割れが目立ち始めたとき
・屋根に苔やカビが広がっているのを確認したとき
このような場合は、塗装による吸水防止処理や、必要であれば吸水率の低い屋根材への葺き替えを検討するのが安心です。
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