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高耐久な仕上がりの鍵は「下地処理」の真実

外壁塗装豆知識

2025.07.04 (Fri) 更新


大阪の自社職人による安心・信頼の外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理、専門店ラディエントです。大阪の谷町にある空堀通商店街の入り口にショールームがあります!いつもラディエントの現場ブログご覧いただきありがとうございます♪このブログでは、外壁塗装に関する豆知識やお家まわりの情報を発信しています。ご自宅・マンション・ビルの塗り替えをお考えの方!ぜひご参考になさってください!

皆さんこんにちは!ブログを執筆させていただきますラディエントの結城です。

素材ごとに異なる下地処理の重要性とは?

付帯部は見た目の仕上がりを左右するだけでなく、住宅の耐久性にも関わる重要な部分です。しかし、付帯部の外壁とは異なり、使用されている素材が多種多様です。そのため、素材ごとに適した下地処理を行わないと、塗料がうまく密着せず、短期間で剥がれたり、サビや劣化が進行したりするリスクがあります。

主な素材ごとの下地処理のポイント

金属製の付帯部(鉄部・トタン・アルミなど)

使用箇所例:シャッターボックス、雨戸、換気フード、鉄製の鼻隠しなど

ケレン(研磨)処理
  表面のサビや汚れ、旧塗膜をサンドペーパーやワイヤーブラシでしっかり落とします。これにより塗料の密着性が高まります。

サビ止めプライマー塗布
  防錆効果のある下塗り材(赤茶色やグレーのもの)を必ず塗布。これを省くと、内側からサビが浮き出してしまいます。

※注意点

塗料によってはアルミなど非鉄金属に適さないものもあるため、専用プライマーを選定する必要があります。

木材系の付帯部(破風板・鼻隠し・化粧垂木など)

使用箇所例:木製の破風板や装飾部材など

乾燥確認
  水分を含んでいると塗料が剥がれる原因に。含水率が高い場合は数日置いて乾かすこともあります。

ケレン処理
  木の表面のささくれやカビ、古い塗膜を除去して滑らかに整えます。

吸い込み止め(シーラー)塗布
  木は塗料を吸い込みやすいため、専用の木部用シーラーや下塗り材を先に塗ることで、色ムラを防ぎ、上塗りの耐久性を高めます。

※注意点

木が劣化している場合は塗装では保護しきれないこともあり、張り替えや補修を優先する判断も必要です。

樹脂(プラスチック)系の付帯部

使用箇所例:雨樋、樹脂製換気フード、幕板、窓枠カバーなど

脱脂、清掃
  表面に油分やシリコンが残っていると塗料が弾かれます。シンナーや専用クリーナーで脱脂をしっかり行います。

専用プライマーの使用
  塩ビやポリカなど樹脂は塗料の密着が悪いため、樹脂用プライマー(ミッチャクロンなど)を塗るのが鉄則です。

※注意点

柔らかい樹脂や紫外線や劣化した部材が、そもそも塗装不可(割れやすい、剥がれる)のものあるため、事前確認が重要です。

まとめ

塗装工事において「下地処理」は、見た目には目立ちにくい工程ですが、塗膜の密着性や耐久性を左右する非常に重要な作業です。とくに付帯部は、外壁と比べて素材が多様であり、鉄部・木部・樹脂などが入り混じっているため、素材ごとに適切な処理を行わなければ、どれだけ高性能な塗料を使ってもすぐに不具合が生じてしまいます。

たとえば、鉄部で下地処理を怠れば、表面に残ったサビや汚れが塗膜の下で酸化を進め、数カ月で塗膜が浮いたり、サビが再発するといった問題が起きます。また、木部は水分を含みやすく、下塗りをしっかり行わないと、塗料が染み込んで色ムラや早期剥離の原因になります。さらに、雨樋など樹脂製品は塗料が定着しづらいため、専用プライマーを使わなければ塗ってもすぐに剥がれしまうのです。

このように、下地処理とは単に「塗る前の掃除」ではなく、塗料と素材をしっかり結びつけ、長く美しく保つための接着の下準備です。下地処理を丁寧に行うことで、塗装面に均一な厚みが出て、仕上りが美しくなるだけでなく、塗膜の耐用年数も大きく伸びることが実証されています。

逆に言えば、どんなに高価な塗料を使っても、下地処理が不十分であればその性能は発揮されません。塗装の仕上がりと耐久性を根本から支える、見えないけれど決して省いてはいけない工程、それが「下地処理」なのです。

ラディエントでは点検、診断、お見積りはすべて無料で行っています。またショールームの来店予約とお見積りでクオカード1000円分をプレゼントしています。是非お越しください!またラディエントが掲載されている外壁リフォームの教科書という本が販売されています。一冊572円で販売されていますのでこちらもよろしければご購入下さい。

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