リフォームか建て替えかを見極めるポイントはこれです！
2025.05.02 (Fri) 更新
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増改修（リフォーム）か建て替えかを見極めるポイント
設備の入れ替えであれば悩むことはありませんが、本格的な増改修（リフォーム）を行うか、思い切って建て替えるかは、誰もが悩むところだと思います。現在の住まいがどれだけ使えるのか、5年後10年後はどのような暮らしになるのかをしっかり考えましょう。
長期的な視点で「リフォームを重ねる」「建て替える」
住まいの老朽化や家族構成の変化などに伴い、リフォームを考えるご家族は増えています。そのときの悩みどころは、リフォームを行うか思い切って建て替えるか、ということです。費用だけを考えると、リフォームのほうが安くできますが、大規模なものでは1000万円を超える事例もあります。それならいっそのこと建て替えをという判断もあり得るでしょう。費用に絶対の上限があり、さらにその金額での新築は無理という場合は別ですが、リフォームか建て替えかを、純粋に金額だけで判断するのは難しいです。
受け継ぎ、残したいものがあるならリフォームがおすすめ
リフォームか建て替えかを選ぶとき、予算、老朽化の度合いなども大きな判断材料ですが、いちばんの要素は、既存の建物がもっている価値、雰囲気や思い出を受け継ぎたいかどうかという「継承」の必然性ではないでしょうか。そこに大きな意味があるのなら、古いものをいしっかりと残し、またそれに新しいものを加えながら、新旧ふたつの世界を統合して今までにない価値を創造する、そのようなリフォームができます。思い切って新しくするときも、1枚のドアなどを思い出として引き継ぐことは可能です。
新旧の差が出ることを考慮する
リフォームするときに気を付けたいことは、部分リフォームの場合は新しくしたところと古いままのところとの差が目立つようになることです。今までは気にならなかったのに、一部の壁が新しくなることで、急に古いところがみすぼらしく見えてしまい「これなら全部直せばよかった」「建て替えてしまえばよかった」と後悔することになりかねません。新旧の対比がはっきり出てしまいそうな場所は、あらかじめそのことを念頭に、その部分はさわらない、または、連続した面はすべて新しくするといったことも考慮する必要があります。
あらかじめ第2次リフォームも計画する
リフォームは、1ヵ所を新しくすれば、次はここもと、計画が広がることが少なくありません。それまでは不便や汚れにも慣れてしまっていたものが、リフォームによって新しくすることの価値や楽しさが明確になるからです。その意味でも、リフォームは、当面の不具合を直す、必要な空間を確保する、というように短期的に考えるのでなく、10年20年後にどういう住まいにするかということも含めて、長期的に計画を練ることが必要です。まず第1次としてここまで、次にこの部分を第2次リフォームで、というように計画を立てておけば、ここもやればよかったという後悔も生まれず、また、工事の手間や費用にもムダが生まれません。
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