シーリング工事ってなに？
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皆さんこんにちは！ブログ執筆をさせていただきますラディエントの結城です。
今回はシーリング工事について解説していきたいと思います。
シーリング工事って？
外壁に貼るタイルやサイディングなどは、パネル同士に目地の隙間が生まれます。シーリング工事とは、接着力があるシーリング材で、目地の隙間を塞ぐ工事のことです。外壁目地にシーリング工事を行うことで、外壁材の内側に雨水が入りにくくなり、外壁の劣化を防いでくれます。
シーリングは、時にコーキングと呼ばれることもあり、2つの言葉に特に違いはありません。あえて区別する点とすれば、コーキングは「目地に詰め物をすること」、シーリングは「防水機能を役割として目地に詰め物をすること」といった程度の違いです。業者に工事を依頼するときは、シーリング・コーキングのどちらを使っても問題ありません。
シーリング工事が必要な状態
経年劣化が原因となり、シーリングの表面に劣化症状が起こります。シーリング材の劣化症状としては、以下に挙げる3つの状態があります。
・表面のひび割れ
・中央から裂ける切れ
・接着面の剥がれ
劣化したシーリング材は、本来の目的である目地の隙間を塞いで、雨や風から住宅を守る効果がありません。シーリング材に劣化症状が見られたときは、古いシーリング材を撤去し、新しいシーリング材を詰め替えないといけません。
シーリング工事をするメリットとデメリット
シーリング工事を行うメリットとデメリットについて、2つのポイントに分けて紹介します。
メリット
・劣化している場所の雨漏りを未然に防ぎ、外壁の寿命を延ばす
・定期的な工事をすることで、外壁の点検に繋がる
シーリング工事は、シーリング部分を新しくするだけでなく、目地から水が染み込むことで起こる雨漏りを防ぐことができます。雨漏りを防ぐことで外壁や下地が劣化しにくくなり、寿命を伸ばすことが可能です。
また、シーリング工事の施工時には、施工場所以外の状況確認がされます。定期的なシーリング工事は、外壁を綺麗な状態に保つために必要なメンテナンス作業です。
デメリット
・シーリングの劣化が酷いときにかかる費用が高くなる
・2階以上のシーリング工事は足場仮設が必要となる
シーリング工事のデメリットは、主に費用面の負担が挙げられます。シーリングの劣化が目に見える状態まで進んでいると、外壁全体に影響が出ている可能性があり、工事費用総額は高くなる傾向があります。
ただし、工事費用についてしっかりと理由を示して見積りを行える業者であれば、適正価格でシーリング工事を行ってもらえます。また、2階以上の工事で必要となる足場は、シーリング工事を外壁塗装と一緒に依頼することで、仮設費用のコストカットが可能です。
種類と工事手順
シーリング工事で使用されるシーリング材や工事方法にはいくつかの種類があり、用途に合わせて使い分けされます。シーリング材の種類と工事方法は、工事費用や工事品質に関わる項目であるため、それぞれの特徴を知り、依頼する際の参考にしましょう。
〇主なシーリング材の種類
目地に充填するシーリング材の種類は、以下の4つが代表的です。
〇基本的な工事方法
シーリングの工事方法には、以下の2種類があります。
【シーリング打ち替え工事】
古いシーリング材を完全に除去して、新しいシーリング材を充填する工法です。
【シーリング打ち増し工事】
古いシーリング材の上から、新しいシーリング材を足して補修する工法です。既存のシーリング材がそれほど劣化していない場合に行われます。
施工の流れ
シーリング工事で実際に行われる施工の流れについて、一般的なシーリング打ち替え工事の内容をもとに紹介します。
費用相場と工事期間の目安
シーリング工事にかかる費用は、基本的に工事方法とシーリング材の種類・施工量によって決まります。費用相場について、工事方法の種類ごとに紹介するため、参考にしてください。
使用するシーリング材は、アクリル系が一番安く、ウレタン系、シリコン系、変成シリコン系の順に費用が高くなります。また、施工場所が2階などの足場仮設が必要なときは、仮設にかかる足場代が別で必要になります。
シーリング工事にかかる工事期間は、充填したシーリングが完全に乾燥するまでの、2～5日が目安となります。ただし、シーリング充填の段階で雨が降っている場合は工事を始められず、工事期間が延長することに注意が必要でになります。シーリング材は基本的に水を弾く性能を持っているため、施工箇所が水で濡れていると、しっかりと接着することができません。
まとめ
シーリング工事とは、外壁材の目地をシーリング材で塞いで、外壁の雨漏りを未然に防ぐための工事です。定期的に行うことにより外壁全体を点検でき、外壁の寿命を伸ばせる点が、シーリング工事のメリットといえます。
シーリング工事にかかる工事期間の目安は、2～5日と短期間です。工事費用の相場は、工事方法やシーリング材の種類・足場仮設の有無によって異なります。
目地をきれいに整え、外壁を守るシーリングは、定期的に打ち替える必要があります。外壁のシーリングにひび割れ・切れ・剥がれといった劣化が見られた場合は、シーリング工事の実施を検討しましょう。
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